2005年12月23日金曜日

シネマレビュー 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

 僕自身、ハリー・ポッターシリーズの中で、小説を読まずに映画を観るのは初めてとなるこの作品。シリーズ全体は大好きなので、かなり期待して観たのだが…。

 いや、まあ、決してダメな映画ではない。むしろエンタテインメント性に優れていて、面白い映画と言えると思う。でも、これまでのシリーズと何かが違う気がする。

 これまでの3作もエンタテインメント性に優れているのと同時に、ストーリーにも深みがあった。しかし、今作は深みが感じられず、見終わった後の後味が異常にスッキリした感じで、「もう終わったの?」という印象を受けた。それでも、映画自体は2時間半もの大作で、それほどの長さがありながら、長さを感じさせないということは、やはり優れた作品と言うことなのか。

 このように、この映画の良さは認めつつも、敢えて繰り返す。これまでの3作が好きだった僕としては、今回の炎のゴブレットではストーリーとして何かが足りていないという印象をどうしても受けてしまった。もしかしたら小説版を読んでないからそう感じるのかも知れないが、炎のゴブレットって確か上下巻になっている長編ですよね。さすがに読むパワーは無いなぁ。(笑)

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