オリンピック選手は、極限まで肉体を鍛え上げてて、普通の人間じゃ成し得ないようなことをやるからこそオリンピック選手たるものなのだが、それにしてもモーグルはもはや人間業ではないと思う。
普通じゃ滑り降りることさえできないようなコブ斜面を猛スピードで滑り降りながら、エアリアル並のエアを決める。しかも、着地後すぐにまたコブ斜面を滑り降りなければならないのだ。この離れ業感は少しでもスキーをやったことがある人ならよくお分かりになるだろう。
考えてみれば、冬季五輪の種目って人間業じゃないようなものが多いような気がする。スキージャンプは100キロに近い速度で空中に放り出されるわけだし、スケルトンなんて体感速度がどれくらいなのか想像しただけで、とてもやる気がしない。
冬季五輪が夏季五輪に比べて盛り上がらないのにはそういうところにも要因があるのかも知れない。何しろ、競技を見て刺激を受けても簡単にやってみることができるような競技ではないからだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿