2006年2月28日火曜日

CDレビュー hiro「寛 シングル・コレクション」

 ひとことでベスト版と言ってもその収録曲と曲順により、様々なタイプに分けられる。シングル曲のみで構成するもの。さらにはそれをリリース順に並べるもの。ファンからのリクエスト投票により収録曲を決めるもの。ミュージシャンのこだわりで選曲するもの。そのタイプにより聞く側の楽しみ方も変わってくると思う。

 今回紹介するhiroの「寛 シングル・コレクション」は、これまでのソロシングルを全て網羅し、それらをリリース順に並べている。このような曲順のものは、ミュージシャンの成長度合いというか、変化を感じることができる点が嬉しい。

 で、肝心の中身だが、敢えてファンだから書かせてもらうが、ここのところのセールス不振の原因を突きつけられているような内容であるように感じてしまった。どうしても、初期の頃の楽曲に比べて、最近の楽曲はインパクトが無いというか、心に響くようなものが感じられない。SPEED時代の勢いは無く、悪い意味での落ち着きを感じてしまうのは、おそらく僕だけではないだろう。

 もう一度、SPEED時代・ソロデビュー当時時代のように、ダンサブルでパワーのある歌い方をして欲しいし、その方が彼女の魅力が引き出される。そのように感じさせられた一枚だった。

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