2008年9月10日水曜日

外国人スポーツ選手どこへゆく

 薬物にあまり縁の無かった日本プロスポーツ界に、ドーピングという言葉を意識させたのは、昨年のガトームソンの一件からだったと思う。それから以降、今年になってゴンザレス、リオスと次々にドーピングにより重い処分を受けた。

 また、コトの重大さからするとプロ野球のドーピングと同じように扱っていいものではないが、ここのところ相撲界もロシア人力士による大麻所持問題が世間を賑わせている。

 これは、ちょっと乱暴なまとめ方かも知れないが、いま、日本のプロスポーツ界は薬物にまみれていると言ってもいいだろう。ん?ちょっと待てよ。偶然かどうかは分からないが、これまで問題となっているのはみんな外国人選手。不思議なほど日本人選手はこの手の話に登場しない。

 日本人選手はクリーンなスポーツマンシップのもと、薬物には手を染めないということだろうか。それとも外国人選手に対しては、日本人選手よりも厳しく検査をやっているということだろうか。若しくは、外国人選手はプレッシャーやストレスなどにより薬物に頼らざるを得ない状況を、まわりが作り出しているということだろうか。

 何にしろ、外国人選手ばかりが取り沙汰されるのは、どうにも不自然さを感じてしまう。どのようにして検査を行っているのかということをもう少しオープンにして、不透明さを払拭してもらいたいと思うし、もし本当に外国人選手に限ってこのようなことを行っているのであれば、日本でのプレー環境について、全体的にどこかしら見直した方がいいのではないかと思う。

2 件のコメント:

  1.  パワー重視の結果のドーピング、国によって罪の...

     でも、日本人だからクリーンだとは思えないですね。



     メジャーでは確か出場停止になった選手がいたような…。



     ひょっとして、どんな手を使ってでもトップに登り詰めたいという、いわゆる「ハングリー精神」が根本にあるのかも。

     もしそうなら、そんな切羽詰った日本人選手はあまりいないので、結果薬物違反が少ないのかもしれません。

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  2. >hiroshiさま

     確かに、何かと満たされた現代日本。ハングリー精神においては、諸外国とは差があると思いますし、一連の出来事の根底にそういうものがあるというのは、否定できない一面のような気がしますね。

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