2008年9月15日月曜日

CDレビュー 安室奈美恵「BEST FICTION」

 売れに売れまくっている安室奈美恵の3枚目のベスト版「BEST FICTION」。2002年の「Wishing On The Same Star」以降のシングルをリリース順に並べ、最初と最後に新曲を付け加えたというシンプルな構成だ。

 90年代にヒットチャートを賑わせまくった彼女も、2000年代に入るとチャートでの存在感は薄れていく。しかし、2005年の「WANT ME, WANT ME」あたりからは徐々に存在感を取り戻し、2007年の「Baby Don't Cry」、そして今年の「60s 70s 80s」と立て続けにビッグヒットを飛ばした。

 今作「BEST FICTION」に収録されている時期の彼女を振り返ると、ざっとこんな感じだと思うが、2005年以前に楽曲のクオリティ的に低迷していたかというと決してそんなことはない。M4「Put 'Em Up」、M5「SO CRAZY」、M6「ALARM」あたりはめちゃめちゃカッコイイし、むしろここ数年になって、やっと時代が安室に追いついたというのが、正しい見方だろう。

 初回版にはアルバム収録曲全曲のPVを収録。まさに一粒で二度美味しいベスト版だ。

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