2008年9月2日火曜日

WBC監督論

 中日の球団社長が、次回WBCの監督を今シーズンの日本一チームの監督にすべきだと言う見解を公表した。ニュース記事はこちら。

 「中日・西川球団社長「現役がいい」WBC監督はシリーズVで」(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)

 言わんとすることは分かる。確かに監督決定までの経緯は不透明だし、これなら基準が分かりやすい。でも、この案は僕は大反対だ。

 プロ野球チームの監督は激務だ。ただでさえ大変なのに、チームの1年間の戦い方を決めるべく3月と言う時期にチームから離れるなんて、どう考えてもおかしい。王監督は第1回WBCでその任務を全うしたが、あれは第1回ということで例外中の例外。実際、それが影響したかどうかは分からないが、王監督はその夏に倒れている。

 更には、今回のオリンピックでの敗北から見ても分かるように、世界大会を戦い勝ち進むのは至難の業。自分のチームを持ちながら、片手間でできるような仕事ではない。絶対に専任であるべきだし、その中で中長期的なビジョンを持ちながら、チームを編成し、大会に臨むべきである。

 では、どのようにして監督を選出するか。僕の中でまだこれといったアイデアは無い。でも、今回、中日の球団社長が出してきた案だけは絶対に違う気がするし、それだけは確信している。

4 件のコメント:

  1.  たしかにシリーズV監督っていうのはどうかと…。

     でも、星野監督の続投はないですね。



     サッカーであれば、あっという間に解任されるでしょう。

     もし数々のG党の圧力で続投したら、「野球日本代表監督」の肩書きはとても軽いものになってしまうと思います。

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  2. >hiroshiさま

     D党のhiroshiさまでも、さすがに今回の星野には失望したって感じでしょうか。D党にも見捨てられたんだとしたら、星野ももう終わりですかね。

     逆に言うと、王の凄さがもう少しクローズアップされてもいいのかも知れません。

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  3.  王貞治という監督の優秀さには、確かにもっと焦...

     ちなみに僕は、タイガースの監督を辞めた後の星野仙一は名古屋の裏切者と思っています。

     (タイガースの監督のときは応援しましたが…)



     お友達内閣で国際大会を勝ち抜けると思い込んだあたり、一昔前のアジアでの優位が頭から抜けきっていないんでしょう。

     そんな古い思い込みで負けた監督に、WBCで「リベンジ」させるなど、もっての外。



     まあ、「あなたとは違うんです!」と途中で放り出さなかっただけマシかな(笑)



     今現在の優秀な人材は各球団でユニホームを着ているとはいえ、某会長の言うような、「星野以外に適任がいない」なんてことはないはずなので、しっかりとした日本代表カントクを選んで欲しいものです。

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  4. >hiroshiさま

     どうやら、ナベツネさんが、星野を推しているようですが、彼はマスコミ人であり野球人ではないので、WBCでの視聴率のことしか考えてないのでしょう。故に人気のある星野を監督にしたいんでしょうけど、ナベツネさんの思い通りの人事になったところで、国民の支持を得られないのは、近年のジャイアンツを見ていると明らかなので、なんつーか、もう彼は黙っててもらいたいですね。

     個人的には、古田監督起用で、一気に世代交代を進めてもらいたい気もするのですが、ヤクルトでのPM時代に、あまり実績を残せなかったので、苦しいでしょうかねぇ。

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