前回WBC時の記事に倣って、二十九人の侍を讃えてみる。
2回連続大会MVPで名実ともに世界No.1投手の名を手にした松坂。
結局この人で始まりこの人で終わった、イチロー。
絶対に負けられない2回目のキューバ戦と決勝戦で安定感バツグンのピッチングを見せた沢村賞右腕、岩隈。
最後は4番に座り、攻守両面において中心選手だった城島。
チャンスに強いバッティングで日本の3番を最後まで務めた青木。
日本野球の特徴である糸を引くような伸びのあるストレートを駆使して、登板全試合をノーヒットに抑えた杉内。
シュアなバッティング、そして複数ポジションを守り決勝では流れを変える好返球で、単なるユーティリティプレイヤーの枠を越えた大活躍を見せた内川。
不安定さはあったものの、NPBのエースとして胴上げ投手に輝いたダルビッシュ。
チームバッティングに加え、メジャーで揉まれたセカンド守備で内野守備を固めた岩村。
全試合に出てたムードメーカー川崎。
目立った活躍はなかったが、つなぎ役として選球眼の良さを見せつけた福留。
秘密兵器が秘密のまま終わってしまった渡辺俊。
思い切りのいいバッティングで日本のショートの座を不動のものとした中島。
世界一に通じる俊足とチャプマンをKOするコンパクトなバッティングが光った片岡。
大舞台でも臆することなく堂々としたピッチングを見せた田中。
残念ながらケガで戦線離脱したが、北京の雪辱を果たし、国際大会でも打てることを証明した日本の4番、村田。
キレイなヒットは少なかったが、要所で貴重なタイムリーを放った小笠原。
決勝トーナメントでは出番が無かったが、不調といわれながらも無失点でストッパーの役割を充分に果たした藤川。
つなぎの4番としてランナーを進めるバッティングに徹した稲葉。
緊急招集されるも、決勝のスタメンに名を刻んだラストサムライ、栗原。
3本柱以外で唯一先発のマウンドに登った第4の男、内海。
ほとんどがワンポイントだったが、安定した投球を見せた山口。
2次ラウンド1位通過に大きく貢献する好投を見せた小松。
国際試合でヒットを放ち、貴重な経験をした亀井。
前回大会では、緊急招集されるも登板機会がなく、実質的にWBCデビューだった今大会でしっかりとセットアップを務めた馬原。
持ち前の国際試合における無類の強さは発揮できなかったが、やはり国際試合には欠かすことのできない阿部。
リリーフ登板でも普段どおりのピッチングができた涌井。
城島退場のあとにマスクを被った石原。
押し出しを与えるなど、ホロ苦い世界デビューになってしまった岩田。
29人、全ての侍に感謝です。おかげで野球漬けの素晴らしい1ヶ月を過ごすことができました。本当にありがとう。