2009年4月27日月曜日

 先日、社内のレクイベントがあった。

 当初は、事務局によっていろんな企画が考えられていたのだが、あいにく当日は大雨。屋外型のイベントだったため、内容の大幅な縮小を余儀なくされ、結局はただのクイズ大会になった。

 まあ、それはそれで盛り上がったし、良かったのだが、そこでちょっとしたハプニングが。

 賞品がWiiとなった、とあるクイズで、正解者が何人か出た。そのため、ジャンケンで優勝を決めることになったのだが、残った2人が、若手社員と、別の社員の小学生ぐらいのお子さん。オトナの対応としてはお子さんにWiiを譲ってあげるという行動も選択肢としてはアリなのかも知れないが、そこで、その社員は大人気なく真剣にジャンケンをして、見事勝利し、Wiiを獲得したのである。

 その場では、冗談交じりのブーイングが起こったのだが、そこは勝負の世界。そんなに後に引くような後味の悪い雰囲気は残らなかったし、お子さんも泣きじゃくるようなことはなかったし、「あいつも大人気ないな」と軽くネタとして今後数ヶ月ぐらいは引っ張られるぐらいのことはあったとして、所詮はその程度の出来事になるものだと思っていた。

 しかし状況は一変。

 イベント終了後1時間ぐらいして、組織のトップの方から直々に「お前、なに考えてるんだ!」的な電話が入る。結局、翌日の朝一番に「この前のレクイベントでWiiのジャンケンに負けた方を探しています」といった内容のメールを出すことになってしまった。最終的にこのような結論に至るのは、起こり得ることなのかも知れないが、組織のトップが半ばパワハラ的にこのような処置を下すのは、何か違うのではないだろうか。

 これは何とも後味が悪い。これによりその若手社員にとっては今回のイベントが全く楽しくない思い出として残ってしまうし、何よりトップだからこそ、「しょーがないやつが居るな」ぐらいの感覚で笑い飛ばす器が欲しいし、必要だと思う。そういう意味では、そんな人がトップに居るのかと思うと、少し残念だし、幻滅した。

2 件のコメント:

  1.  残念なお方ですね~。

     ただ、幻滅してはいけません。

     トップに立つ人は、そんな器が小さくて、なりふり構わず自分の意見を押し付けるだけの無神経さを持っているんだと初めから思っていないと…(笑)



     ちょっと普通の人を期待していましたね?



     その若手社員さんは、二度と参加しないでしょうね。

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  2. >hiroshiさん

     今日の職場はこの話題で持ちきりでした。



     本日、セクハラ・パワハラ防止を啓発するポケットカードが全社員に配布されたのが、何とも皮肉でした。(笑)

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