2010年2月18日木曜日

意図の見えないトレード

 西武の赤田とオリックスの阿部の1対1のトレードが発表された。ニュース記事はこちら。

 「赤田と阿部が交換トレード」(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)

 境遇は似ている。一時期はレギュラー級の活躍を見せていた両選手。しかしながら、ここ数年は出場試合数が減っていた両選手。とは言え、まだまだ老け込む年齢ではなく、層が薄いチームであれば、充分レギュラーとして数字が残せるであろう両選手。そういう意味ではトレードは両選手にとって復活するための良い機会になるのだろうが、移籍先のチームがよろしくない。

 赤田の移籍先のオリックス外野陣は、小瀬の急逝があったものの、不動のレギュラー坂口、今シーズン中の名球会入りを目指す大村、売り出し中のT-岡田、人気No.1下山、メジャー帰り田口とタレント揃い。赤田と言えどもここに割って入るのは簡単ではない。

 一方で阿部は内野ならどこでも守れるユーティリティプレイヤーだが、西武の内野陣は、二塁手片岡、三塁手中村、遊撃手中島と、全日本級の充実振り。逆に控え陣は手薄なため、万が一に備えた内野の控えとしては凄く重宝しそうだが、そのためのトレードでは、ちょっともったいない。

 ということで、意図が見えにくい今回のトレード。逆に、そんな心配を吹き飛ばすぐらいの活躍を見せて欲しい気もするが、果たしてどうなるか。

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