2012年10月31日水曜日

ミュージシャンと突発性難聴

 スガシカオが突発性難聴を患っていることを公表した。ニュース記事はこちら。

 「スガシカオ 突発性難聴を告白 独立などのストレスで1年前から発症」(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)

 この病気は浜崎あゆみも患っていることは有名だが、最近でもエレファントカシマシの宮本浩次がこれにより無期限活動休止したり、少し違う病気だが中島美嘉も耳の病気で一時期活動を休止した。ミュージシャンが耳の病気にかかるケースが増えてきているような気がする。

 報道ではストレス性とか言われているが、これってライブでイヤモニ(イヤーモニター)を使っているのが一因なのでは?マイケル・ジャクソンが「THIS IS IT」の中で「まるで耳に拳を突っ込まれてるみたいだ」と言っていたのが凄く印象に残っているのだが、やはりイヤモニは耳に過度な負担をかけているのではないか。昔ながらのフットモニターの方がいいのでは?

 そんなことを感じた、今回のニュースだった。

2012年10月29日月曜日

邪魔

 別に支持してくれなくてもいいし、応援してくれなくてもいいし、手伝ってくれなくてもいいから、邪魔はしないで欲しい。邪魔したいなら、最初から反対意見を述べて欲しい。

 手伝うようなことを最初に言っておきながら、支援要請を出したら、その部分について手伝うと言った覚えは無いとか屁理屈をこねるなんて、邪魔以外の何物でもない。

 二度とこいつとは関わりたくない。

2012年10月28日日曜日

2012年10月MSVランキング

1位 : Beautiful Life (福山雅治)
2位 : Oh! (少女時代)
3位 : ヒカリヘ (miwa)
4位 : エレクトリックボーイ (KARA)
5位 : ファッションモンスター (きゃりーぱみゅぱみゅ)
6位 : ありがとう (JUJU)
7位 : 24karats TRIBE OF GOLD (EXILE TRIBE)
8位 : おやすみ泣き声、さよなら歌姫 (クリープハイプ)
9位 : Follow Me (E-Girls)
10位 : Dazzling Girl (SHINee)

 リリースの谷間なのか、ジャニーズもAKBもランクインしなかった今月のランキングで、1位を獲得したの福山雅治。これで2作連続で1位。ちなみに近年のチャートを席巻している2大勢力が1曲もランクインしなかったのは2009年1月以来、実に約4年ぶり。

 そんな中、8位以下には初のランクインとなる新鋭が続々と登場。特に、クリープハイプは今年デビューした気鋭のロックバンドで注目していきたい。

2012年10月27日土曜日

ドラフト2012雑感

 日本シリーズよりも前にドラフトをやるのは、どうにも違和感があるなと思いつつ、簡単に今回のドラフトを振り返ってみる。

 菅野は予定通り巨人。巨人ファンと言えども正直ビミョウな感じだが、入団するからには周囲を黙らせるぐらいの活躍を見せて欲しい。浪人して巨人入団を貫いたのは、過去には江川と元木の例がある。共に超一流の素材でありながら、一流レベルの活躍で終わった。それでも一流レベルは残したので、菅野も最低限そのレベルには達して欲しい。

 4球団が競合した藤浪は阪神へ。このチームが高卒スーパールーキーをうまく育てられるとは到底思えないので、ちょっと心配。

 ドラフト会議直前にメジャー挑戦を表明した大谷は、日ハムが指名。大谷には指名されたという事実を真摯に受け止め、いま一度進路について考えてもらいたいと思う。

 素性がバレるので選手名は書かないが、何と同じ会社で、しかも同じフロアで働く人が、今回指名された。業務で関わることは無いので話をしたことは無いが、それでもこんなに喜ばしいことはない。ちなみに当人、指名されるとは思ってなかったようで、指名された瞬間は自宅で風呂に入っていたとのこと。下位指名だとそんなもんなんですね。

 一部で入団テストの合格が報道されていた元スリーアローズの治下選手だが、指名されなかった。指名されていればスリーアローズ在籍経験選手としては初のNPB入りだったので、ちょっと残念。

2012年10月24日水曜日

日本シリーズ予想2012

 2年連続で真の頂上決戦となった今年の日本シリーズ。それだけでも充分に満足度が高いのだが、今年は我が巨人軍がシリーズ進出したと言うことで、喜びも倍増。

 こうなると冷静に予想なんてできないので、予想と言うより希望に近いものになってしまうが、ズバリ4勝3敗で巨人と予想する。

 ペナントレース、そしてクライマックスシリーズと、今年の巨人はスロースターター振りが目立つ。この流れは止まらないと思うので、シリーズも巨人の連敗からスタートしそう。

 それでも交流戦で優勝したところからも見て取れるように総合力では巨人に分があると思うので、最後は巨人が制すると思う。

 キープレイヤーは巨人が杉内で日ハムが中田。ここ一番で中田の一発が出れば、日ハムの日本一も充分に考えられそうだ。

 何はともあれ、せっかく真の頂上決戦になったのだから、最高の試合を心行くまで楽しみたい。

2012年10月22日月曜日

母の言葉と動物園

 先週末、動物園に行く機会があった。

 クマやトラが檻の中を動き回っていて、予想以上にどの動物もアクティブだったが、それを見て、母のとある言葉を思い出してしまい、それを思い出してからはあまり楽しめなかった。

2012年10月18日木曜日

ずる賢い人

 昨日年休。そして今日出社したら、他組織から変な仕事が振られていた。僕がその場に居たら拒否してたと思うけど、これまでのその案件の経緯から察するに、おそらく僕が居ないことをいいことに話を持ってきたのだろう。

 まだ、僕だけで処理できる範囲内のことならいいのだが、チームのメンバーにも負担がかかっているし、それが一番腹立たしい。

 いったん組織として仕事を受けた以上、サラリーマンとしてしっかりと仕事は遂行するつもりだが、こういう闇討ちみたいな仕事の進め方をする人って信用できないし、こういう恨みはしばらくは忘れないと思う。

2012年10月17日水曜日

家族Fes.2012@ラグーナビーチ

 今年で3回目を迎える家族Fes。季節はすっかり秋ということで、涼しい風に吹かれながら、夏フェスとは趣が違い、とても心地よい環境で行われるのがこのフェスの特長でもある。

 オープニングのRAYSに続き、いきなりHOME MADE 家族が登場。しかも1曲目が「少年ハート」。さらに「真夏のダンスコール」と続き、もの凄い一日になりそうな予感が漂う。

 Brand New Vibe、GILLEまでがオープニングアクト扱い。フェスのファン層を鑑みると、「フライングゲット」はやらない方が良かったかも。「春夏秋冬」は会場全体が聴き入っていた。

 本編はMs.OOJAでスタート。カバーアルバムを出すと言うことで、宇多田ヒカルの「First Love」は聴き応えがあった。「Life」は代表曲と言うこともあって、歌い出しをアカペラにするアレンジも良かった。

 続いて九州男。メドレーから始まる、いつものフェスのスタイル。これと言ったヒット曲はないが、それでも大いに盛り上がれるのは、東海地方のフェスで積み重ねた実績がそうさせるのだろう。

 3番手はかりゆし58。代表曲「アンマー」でスタート。その後もゆるいMCと、独特の沖縄サウンドで観客を魅了した。

 ここで、ブレイクタイム。ブレイク明けはつるの剛士。オリジナル曲もいいが、やはりこの人の聴かせどころは「M」である。

 ここから怒涛のクライマックスへ。まずはlecca。この人のライブは本当に素晴らしい。客席の煽り、そこから生まれる一体感。そして「ちから」の振り付け。最高のパフォーマンスである。

 残り3組。登場したのが→Pia-no-jaC←。正直なところ、全く知らなかったのだが、とにかく凄かった。2人組のインストゥルメンタルユニット。ピアノと打楽器という編成なのだが、クラシックの曲を大胆にアレンジして、激しくもノリノリのサウンドを奏でてくれた。終わった時の歓声は、この日、ここまでで一番大きかった。

 トリ前はSEAMO。さすが地元ということで、会場も更にヒートアップ。まずはシーモネータースタイルで登場し「不景気なんてぶっとばせ!!」などを熱唱。SEAMOとして最登場してからは、TOKAI SUMMITでも披露したBRIDGET、あぬえぬえ∞ぶれいんとのコラボ「GET A CHANCE」で会場を盛り上げ、最後は「MOTHER」で締めた。ライブと言う興奮最高潮の場で、涙するということは僕は経験したことが無いのだが、あのMCのあとに「MOTHER」をやられると、さすがにウルッときてしまった。

 そしてHOME MADE 家族の再登場!ここ最近のライブ定番曲「FREEDOM」は、イントロが流れた瞬間、会場の興奮爆発。「World Is Mine」の曲終わりでSEAMOが出てきたと思ったら、そのまま「fantastic 3」へ突入。この3人のこの曲でのコラボは、コラボレーションによる相乗効果がもっとも出ている曲だと思う。そう断言できるほど絶妙。「Love is...」「Tomorrow」と家族Fesならではのコラボセッションが終わると、地元だからこそ聴ける「HOME SWEET HOME」。HOME MADE 家族の曲はどれも大好きだけど、やっぱりこの曲が一番。何処に住もうと、何処に行こうと、育った町並みと見飽きた景色が、なんだかんだやっぱ最高。そして「1+1」をみんなで歌って本編終了。最後の会場全体でのコーラスはいつまでも歌っていたかった。

 もちろんこれで終わりではなく、ここからアンコールへ。まさかのT.M.Revolutionの登場で会場は沸き、最後は「サンキュー!!」で終わり。「サンキュー!!」はもはや会場全体が演出。予め練習したわけでも無いのに、1万人が同時にお辞儀。これは是非とも映像として見てみたい。

 2回目の参加だったが、もうこれはライフワーク。来年以降もイベントが続く限り、参加したい。

 最後にセットリスト。分からないところが多いので、徐々に完成させていきます。

○RAYS

○HOME MADE 家族
少年ハート
真夏のダンスコール

○Brand New Vibe

○GILLE
フライングゲット
春夏秋冬
GIRLS

○Ms.OOJA

○九州男

○かりゆし58

○つるの剛士

○lecca

○→Pia-no-jaC←

○SEAMO
SEAMO行進曲 feat.シーモネーター
その手は何のためにある? feat.シーモネーター
Lost Boy feat.シーモネーター
不景気なんてぶっとばせ!! feat.シーモネーター
DRIVE
汚れた翼で
ROCK THIS WAY
Rhyme Jet Coaster
GET A CHANCE feat.BRIDGET,あぬえぬえ∞ぶれいん
MOTHER

○HOME MADE 家族
気分はまるでJackpot!
FREEDOM
World Is Mine
fantastic 3 feat.SEAMO
Love is... feat.Ms.OOJA
Tomorrow feat.九州男
HOME SWEET HOME
1+1

~アンコール~

Tomorrow Meets Resistance feat.T.M.Revolution
サンキュー!!
We Are Family feat.All Casts

2012年10月15日月曜日

セイバーメトリクス2012

 プロ野球レギュラーシーズン終了後の恒例企画。今年は集計する時間が取れず、発表が遅くなってしまったが、例年通り、打者は100打席以上、投手は30イニングス以上を対象に発表。その前に昨年の数値を振り返ってみる。

 「セイバーメトリクス2011

 振り返ったところで、まずは例年通りセイバーメトリクスの元祖である出塁率から。

 1.阿部.429 2.糸井.404 3.ホワイトセル.397 4.矢野.391 5.バレンティン.386 6.長野.382 7.中島.382 8.ミレッジ.379 9.栗山.278 10.嶋.376 11.大島.376 12.鳥谷.373 13.スケールズ.373 14.和田.370 15.李大浩.368 16.角中.366 17.新井良.365 18.清田.363 19.坂本.359 20.高橋由.356

 捕手殺しのイメージが強いホワイトセルだが、リーグを代表する名前に混じって堂々の3位。鳥谷、清田あたりは、今年はダメだった印象が強いが、しっかりと数字を残していた。

 続いて、セイバーメトリクスの代名詞とも言えるOPS。10割を超えると超一流。

 1.阿部.994 2.バレンティン.958 3.ホワイトセル.886 4.ミレッジ.865 5.ブランコ.851 6.李大浩.846 7.松田.840 8.中島.833 9.ペーニャ.829 10.坂本.815 11.長野.815 12.糸井.813 13.ラミレス.806 14.新井良.803 15.カーター.800 16.オーティズ.799 17.中村剛.792 18.矢野.787 19.枡田.783 20.松井淳.782

 投高打低の現在のプロ野球にあって、10割超は今年も現れなかった。上位を外国人選手が独占する中、12球団トップは阿部ということで、WBCでも主砲としての活躍が期待される。枡田や松井淳は来シーズンはレギュラー定着するか。

 打者部門最後はTA。これも1.0超は超一流。

 1.阿部1.072 2.バレンティン.996 3.ホワイトセル.898 4.ブランコ.854 5.ミレッジ.843 6.糸井.826 7.長野.816 8.李大浩.810 9.坂本.805 10.中島.797 11.ペーニャ.790 12.松田.784 13.新井良.778 14.スケールズ.764 15.中村剛.760 16.鳥谷.758 17.和田.748 18.エルドレッド.740 19.カーター.739 20.枡田.736

 阿部が1を超えた。1つのアウトを取られるまでに1つの塁を稼いだ計算になるので、その貢献度合いは凄まじい。各部門に登場する新井良は来シーズンに真価が問われる。

 続いて投手部門。投手部門におけるセイバーメトリクスの代名詞と言えばWHIP。1イニングに許したランナーを表すので、1を切ると超一流。

 1.山口鉄0.76 2.加藤康0.83 3.岡島0.84 4.高木京0.86 5.長田0.88 6.平野0.90 7.吉川光0.90 8.西村0.91 9.小山雄0.92 10.福田0.94 11.山井0.95 12.高木康0.96 13.吉見0.97 14.岸0.99 15.田島0.99 16.藤岡好0.99 17.杉内0.99 18.マシソン1.00 19.武田翔1.00 20.浅尾1.00

 投高打低のためか、20選手全員が1以下。短いイニングを全力で投げるリリーフ投手が有利なこの指標だが、先発投手でありながらランクインしている吉川や吉見はさすが。巨人の小山も素晴らしい数字を残しており、来季のローテーション入りを期待したい。

 続いてDIPS。

 1.田中1.91 2.山口鉄1.97 3.藤川2.05 4.マシソン2.05 5.平野2.11 6.浅尾2.17 7.藤岡好2.30 8.岡島2.34 9.杉内2.41 10.高木京2.47 11.金無英2.50 12.今村2.50 13.マエストリ2.56 14.森福2.57 15.武田翔2.60 16.金子2.60 17.高木康2.60 18.加藤康2.62 19.田島2.65 20.吉川光2.68

 計算式が複雑だが、投手の総合力を測る指標とされている。今年は不振と言われていた田中が1位ということで、力を持っていることが伺える。ソフトバンク藤岡、阪神加藤は、普段はあまり目立つことの無い投手だが、いい仕事をしている。

 最後に、年々注目されてきているK/BB。

 1.平野16.00 2.山口鉄9.71 3.田中8.89 4.岡島6.00 5.吉見5.85 6.今村4.94 7.バーネット4.73 8.グライシンガー4.67 9.能見4.65 10.松永4.43 11.マシソン4.36 12.加賀4.09 13.杉内4.00 14.金無英4.00 15.宮西4.00 16.前田健3.89 17.藤川3.87 18.ミコライオ3.86 19.藤岡好3.78 20.岸田3.77

 オリックス平野は驚異的。加賀がいい数字を残しており、この投手をうまく使うことによって、DeNAは浮上のキッカケをつかみたい。

 昨年の記事で取り上げた大隣が今年急成長。来シーズンブレイクする選手がこのランキングに含まれていてもおかしくない。そんな勢力図を予測するのに活用頂ければ幸いだし、今回はWBCメンバーの予想にも使えるかも。

2012年10月14日日曜日

今シーズンはスキーに行けません

 昨シーズンまで17シーズン連続でゲレンデに行っているのだが、今シーズンは行けないことになった。連続記録が途切れるのは残念だが、仕方ない。

 以前「仮暮らしのジッカ」で紹介したのだが、実家が建替え中。この期間中は、建替え中も使うものと期間中は使わないものに荷物が仕分けされていて、使わないものは一箇所に固めて置いてあり、そこからモノを取り出すのはほぼ不可能な状態。

 で、僕のスキー道具一式だが、シーズンオフは実家に置いてあり、当然冬に使うので、「使うもの」側に仕分けていた。ところが、手違いというか、ちょっとした不手際があって、「使わないもの」側として、奥深い場所に閉じ込められてしまったのである。

 そこから一式を取り出すのは実質的に不可能。行くとしたら、新たに一式を買うか、レンタルするしかない。せっかく自分の道具を持っているのに、そんなことはしたくないし、残念ながら、今シーズンは我慢するしかなさそうだ。

 っていうか、冬にスキーに行かずして、何して遊べばいいのかしらん。

2012年10月10日水曜日

プロ野球順位予想2012の振り返り

 昨日でペナントレースのレギュラーシーズンが終了。ということで、恒例の順位予想振り返り。まずは、例年通り、順位予想へのリンクを載せます。

 「セ・リーグ順位予想 2012年版
 「パ・リーグ順位予想 2012年版

 今年はまとめて一気に振り返る。

 セ・リーグ。
 予想:1巨 2ヤ 3広 4神 5D 6中
 結果:1巨 2中 3ヤ 4広 5神 6D

 パ・リーグ。
 予想:1西 2日 3オ 4ソ 5楽 6ロ
 結果:1日 2西 3ソ 4楽 5ロ 6オ

 巨人ファンがゆえ、予想と言っても巨人優勝だけはどうしても心情的に外せない。そのため、巨人が優勝しないと、12球団的中は絶対に叶わない僕の順位予想だが、今年はその最低限の条件をクリア。しかしながら、その巨人優勝以外は、全部外すと言う散々な結果になってしまった。

 そうは言っても実はドラゴンズとバファローズ以外は順位一つの誤差のみ。我ながら、まずまずの戦力分析ができていたのではなかろうか。

 ドラゴンズは主力の高齢化と落合監督の退団により大きく戦力ダウンになると見込んだが、むしろ和田や井端は力を持ち直し、分厚い投手力も健在だった。

 多くのチームで主力がチームを離れたパ・リーグにあって、唯一戦力アップしたと見込んでいたバファローズだが、他チームは主力が抜けてもファイターズの吉川のように新しい戦力が台頭してきたが、バファローズは選手層が思った以上に薄かった。

 毎年、同じ言葉で締めくくっているが、来年こそは12球団的中させたい。

2012年10月7日日曜日

偉大な夢を可能にしてくれた!

 F1日本グランプリ決勝。小林可夢偉は2列目の3番手スタート。サーキットに何かやってくれそうな雰囲気が漂う中、フォーメーションラップが行われ、レースが始まった。

 大事なスタート。可夢偉は見事に決め、2番手に飛び込む。場内の盛り上がりは一気に最高潮に。皆、自然とガッツポーズが飛び出し、目の前に可夢偉が通るときには拍手が起こり、旗が揺れる。

 先に1回目のピットインを迎える可夢偉。しかし、これが良くなかった。コースインした場所には遅い車が。これで数周の間、前を押さえつけられてしまう。

 その間、異次元のはやさでトップを走るベッテルは仕方ないにしても、マッサに抜かれ、全車ピットインしてレースが落ち着いたときには3番手に後退してしまう。

 ここからがこの日の見せどころ。マッサとはスピード差があり、ちょっと追いつけない状況。逆に4番手のバトンが追い上げてくる。逃げる可夢偉。追うバトン。

 両者自己ベストを更新し続け、差は詰まるようで詰まりきれない。広がるようで広がらない。1秒差に詰め寄られればDRSによって逆転されるのは必至。つまり可夢偉は”バトンと1秒差”という見えない敵との戦いを続けているのだ。

 2回目のピットが終わっても状況変わらず。3位を巡る息を呑む攻防戦。そしてレースは終盤に。

 残り10周。スタンドのざわつきが大きくなってくる。目の前に可夢偉が通り過ぎるときの歓声と拍手もどんどんヒートアップ。

 そしていよいよ残り2周。依然として1秒差になりそうでならないギリギリのレース。スタンドはどんどん落ち着かなくなってきて、立ち上がったり、それが自然とウェーブのようになったり。

 ついにファイナルラップ。歓声と拍手が止まらない。行け!可夢偉!表彰台は目の前だ!

 そのままチェッカーフラッグ。場内総立ち。止まらない歓声。鳴り止まないエアホーン。やまない拍手。そしてどこからともなく湧き上がる可夢偉コール。感動だ。これまでも何度も鈴鹿に足を運んだし、テレビ観戦も含めると数え切れないほどのレースを見てきているが、こんな感動は無い。この日のレースを忘れることは無いだろう。

 日本人がF1の表彰台に上がったのは、鈴木亜久里、佐藤琢磨に続き3人目。鈴鹿では2人目。文字通り偉大な夢を可能にしてくれた。

 ありがとう、可夢偉。願わくば、来年、もっと凄い夢を見せてくれ!

2012年10月6日土曜日

3年ぶりのF1

 三重勤務だった2010年以来の鈴鹿サーキット。行くと決めたら例年なら金曜日から行くのだが、今年は業務上の諸事情により土曜日からの参加である。

 今回はアウトレット席。どんだけ視界が悪いのかと恐る恐る現地に到着すると、これが全然悪くない。いや、むしろ絶好の観戦環境。

 1コーナーの飛び込みの様子はギリギリだが、そこからS字まで一通り見渡せる、素晴らしい環境。これでアウトレット価格なのだから、こんなにラッキーなことは無い。

 完全引退を表明したシューマッハーへの注目も集まるが、やはり日本人ドライバーの小林可夢偉への声援が一番大きい。予選はQ1、Q2を突破し、Q3もフロントローを狙えるスピードを見せる。サーキット全体に溢れる期待感。何かやってくれそうな感じだったが、あろうことか、アタック中にライコネンがスピンしてコースアウト。そこにイエローフラッグが振られ、減速を強いられることに。あまりにも不運な結果だった。でもこれもレース。決勝での巻き返しを期待しよう。

 ということで中々のドラマティックな展開ではあったが、サーキットの盛り上がりとは裏腹に、僕自身のテンションはあまり上がらず。やはりいつもは金曜日のフリー走行から徐々に自分の気持ちを入れていくのだが、いきなり初日から予選だったのが良くなかったのか。明日の決勝は思う存分楽しみたい。

 ちなみに本日の戦利品。

 完全に衝動買い。普段は衝動買いなんて絶対しないくせに、サーキットに行くと財布のひもは一気に緩む。

2012年10月2日火曜日

前川克彦的こころ

 三重スリーアローズにも在籍した元近鉄の前川投手。「今日は11月31日だと思っていた」という常識外れの言い訳で、12月1日に予定されていた契約更改に姿を現さなかったエピソードはあまりにも有名だ。

 当時、そんな馬鹿な話はないだろうと思っていたが、昨日、僕もそれに近い感覚に陥った。さすがにすぐに気付いたが、朝起きた時点では確実に思い違いをしていた。

 理由は腕時計。

 デジタル仕様の腕時計ではあり得ない話だが、アナログ仕様の腕時計は月の表示が無く、日の表示のみ。というか月の概念が無いので、必ず30の次の日は31が表示される。通常は30日以下の月の場合、翌月始めに日付あわせをするのだが、これを忘れると1日になっても腕時計の表示は31のまま。ということで、無意識のまま腕時計の表示を見て、その日は31日だと思い込んでしまうという仕組みだ。

 前川氏もきっとあの日そういう感覚に陥っていたんだろうなぁと、そんなことを思って感慨にふけった初秋の朝。

2012年10月1日月曜日

サラリーマン15年目の苦悩

 サラリーマンは偉くなるほど孤独だと言う。周囲が自分の顔色を伺いながら仕事するし、本音で相談できる人がどんどん居なくなるからだ。

 僕は当然そこまで偉くないし、本音で相談できる同僚や上司は居るが、それでも、サラリーマン生活を15年目にも突入して、見知らぬ大阪という土地に放り出されていると、さすがに本音で愚痴を言い合える職場の同僚は見付けるのが困難な感じになってきた。困難っつーか、ほぼ無理。

 こういうのが、超お偉いさんが抱えている苦悩の、入口的な感覚なのかなぁ。

 多分違うんだろうけど、当たらずとも遠からず的な感覚なのかも知れないね。