2014年6月2日月曜日

CDレビュー BUMP OF CHICKEN「RAY」

 入社間もない頃。外回りだった僕がラジオから流れてきた瞬間に衝撃を受けて、一瞬でファンになったのがBUMP OF CHICKENの「天体観測」だった。それから十数年。

 以降も、特にシングル曲は、どの曲もインパクトが強く、リリースされるごとに衝撃を受けていたのを覚えている。

 しかし、いつの頃からか、そんな彼らのシングルに聴き慣れてしまったのが、衝撃を受けることは少なくなってきていた。もちろん、シングルになる曲なのだから、いい曲であることには間違いないが、どこか物足りない。デビュー10年以上経てば、そんなものなのか。

 そんな折にリリースされたのが今作。5曲もシングル曲が収録されている豪華盤なのだが、かつて感じた衝撃を再び感じさせてくれるような名曲が、新曲として収録されている。それがM2「虹を待つ人」、そしてM3「ray」だ。特に「ray」はキャリアの中でも5本の指に入るぐらいの名曲だと思う。

 次はどんなインパクトを与えてくれるのか。彼らが発する音楽から耳を離すことはできない。

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