2018年6月8日金曜日

プロ野球観戦記 ~初の変則親子ゲーム観戦に大満足~

 2018.6.8 中日×ソフトバンク@ナゴヤ球場(ファーム)
H 010 020 010│4
D 000 000 000│0

 2018.6.8 中日×ソフトバンク@ナゴヤドーム
H 010 000 300│4
D 010 400 00X│5

 一度でいいから親子ゲームの観戦をしてみたいと思いつつ、そもそも滅多にそんなカードは組まれないので、さすがに実現は難しい。けれども、同じ日に二軍と一軍の試合を連続で観戦するのは可能ではなかろうか。しかもそれが同一カードということで、これは楽しそう。そう思い立って、たまたま休みを取った日にそんな日程が組まれていたので、行ってきた。

 まずは二軍戦。先発は中日が佐藤で、ソフトバンクが田中。そう、鳴り物入りで入団するも一向に芽が出ず、苦しんでいる昨年の大型ルーキーである。この試合で抜群に光っていたのはソフトバンクの長谷川勇。2013年のタイトルホルダーも、近年はケガの影響もあり出場機会が激減し、今シーズンはまだ一軍の出場が無い。ただこの日は、いきなり左方向へ豪快なホームランを叩き込むと、その後の打席も全打席で芯でとらえた鋭い打球を放っていた。文字通り、モノが違うという印象。ファームに置いておくのがもったいないし、どこかトレードで獲得しないかな。外野手が貧打で苦しんでいる阪神とか。あと、ソフトバンクの真砂が二度も自打球を当てたが、その度に「イテッ!」とスタンドにもよく響く声をあげ、スタンドからの笑いを誘っていた。こういうのがファーム観戦の醍醐味。

 ナイターの一軍の試合は、松坂と千賀が先発。2回に中日高橋のあまりにもヒドいフィルダースチョイスでソフトバンクが先制したが、この日は千賀がどうにもピリッとしない。毎回のようにランナーを出し、4回は1死後、2者連続で四球。直後、治療と言うことで一旦ベンチに下がったので、このまま交代かと思ったらマウンドに戻ってきて、直後の初球を狙いすましたかのように高橋が捉え、これが自らのミスを取り返す、勝ち越しの3ラン。

 7回には岩瀬が中村晃、柳田、上林に僅か5球で3連打を食らい、1点差に追い付かれるも、最後は鈴木博、田島が危なげなく抑え、何とか1点差で逃げ切った。

 これで松坂は3勝目。すっかりローテーション投手として計算ができる存在になってきたが、となると、もはや投げることだけの価値ではなく、問われるのは内容。この日も2回までで63球を投じ、その後はペースを取り戻したものの結局100球をこえた5回で降板してしまった。もう、「復帰」は完全に果たした。「復活」に近づくために、バタバタしない投球を期待したい。

 そのほかでは甲斐が3イニング連続で盗塁阻止と、抜群の強肩を披露。モイネロに対しては、好調の平田と福田がいとも簡単に高めのボール球を振らされていたので、どんな特徴のボールなのか、じっくりと映像で確認したいと思わされた。

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