2020年12月31日木曜日

過労備忘録

  備忘録的に。

・残業が月間80時間を超える月が続くと、体に異変が出るリスクが高まる。
・法律で認められているのは、月間100時間。2~6ヶ月平均で80時間。
 (諸説あり。平均ではなくて、単月で80時間が最大という記載もあり。)
・死に至っている事例は、概ね、月間150~180時間。

 ここ3ヶ月ぐらい連続で残業は80時間弱。12月下旬は、妙な吐き気を覚える日が続いていたが、年末年始の休暇に入ってそれもなくなった。この吐き気が、いわゆる「体の異変」だったのかどうかは不明。

2020年12月30日水曜日

テームズとスモークを獲得!

  まだ球団からの正式発表はないが、巨人がエリック・テームズと契約合意し、ジャスティン・スモークに対しても獲得に向けて本格調査していると報じられた。スモークについては、現地メディアでは獲得に合意とも報じられている。

 「Justin Smoak Finalizing Deal With Yomiuri Giants」(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)

 両選手とも、現役バリバリのメジャーリーガー。自分自身が4~5年前からMLBも追いかけているということもあるとは思うが、これほどの有名選手が巨人に来るのは、かなりワクワクする。ちなみに両選手の個人成績は以下の通り。

 ・Eric Thames
 ・Justin Smoak

 成績だけ見ると結構似てて、両選手とも昨シーズンはバリバリのレギュラーでホームランも20本以上放っている長距離砲。ただ、今シーズンは調子を落としてベンチを温めることも多かった。とは言え、日本の野球に適応すれば、充分にクリーンナップを張る力はあるだろう。

 ただ、今の巨人に必要だろうか。

 これで、外国人選手は、投手がサンチェス・メルセデス・デラロサ・ビエイラの4選手。野手がウィーラー・テームズ・スモーク・ウレーニャの4選手。合計で8選手。外国人枠については、まだ正式発表はされていないものの、来シーズンも今シーズン適応された特例が継続されるものと見込まれていて、おそらくサンチェス・メルセデス・デラロサ+野手2名が基本的な布陣になると思う。鳴り物入りで獲得するテームズとスモークを使わないわけにはいかないだろうから、ウィーラーを外すことになるのだろうか。これはあまりにも勿体ない。

 そもそも、両選手とも適正はファースト。テームズは外野も守れるとのことだが、丸と梶谷は外せないので、これだとせっかく今年ブレイクした松原を使えない。ファーストも今年復活した中島を使えない。

 大物メジャーリーガーが来るのは楽しみではあるけど、この補強はちょっと違う気がするな。

2020年12月27日日曜日

年末年始の人間ドック

  この週末、金土と人間ドックだった。年末の慌ただしいタイミングでの人間ドックということで業務との調整が大変だったが、まあ、常に忙しいので、結局のところ、いつでも同じことである。

 それはそれとして、この時期の人間ドック受診について職場の人と話をしていたら、その人は年始早々、4日から人間ドックとのこと。曰く、年末年始の暴飲暴食直後に人間ドックだから、数値が通常の時より悪く出そうで、気が進まないとのこと。

 ん?ごめん、全く共感できないです。

 年末の人間ドックの場合、忘年会ラッシュ中の受診と言うことで、数値が悪くなりそうなことは理解できる。まあ、今年は例外として。でも、年末年始って忘年会ラッシュから解放されて、比較的食生活も落ち着くし、数値は良くなりそうな気がする。少なくとも、年末よりは年始の方が、絶対に良いと思う。

2020年12月26日土曜日

MSV Award 2020

  その年を代表する20曲を選出して表彰する、この時期恒例のMSV Award。今年は以下の20曲となった。

・あいみょん(2)
 「裸の心」

・嵐(15)
 「カイト」

・瑛人(初)
 「香水」

・Official髭男dism(2)
 「Pretender」

・King & Prince(3)
 「Mazy Night」

・King Gnu(初)
 「白日」

・JO1(初)
 「無限大」

・菅田将暉(2)
 「虹」

・SixTONES(初)
 「Imitation Rain」

・Snow Man(初)
 「D.D.」

・SEVENTEEN(初)
 「舞い落ちる花びら」

・TWICE(4)
 「Fanfare」

・NiziU(初)
 「Make you happy」

・乃木坂46(9)
 「しあわせの保護色」

・BTS(4)
 「Dynamite」

・Hey! Say! JUMP(6)
 「Your Song」

・三浦春馬(初)
 「Night Diver」

・YOASOBI(初)
 「夜に駆ける」

・米津玄師(4)
 「感電」

・LiSA(初)
 「炎」


 ※()内は受賞回数

 何と、半分の10組が初選出。音楽シーンの主役が一気に入れ替わった印象だ。

 もう10年以上、「ジャニーズ」「48/坂道」「LDH」「K-POP」で4強体制を築き上げてきた音楽シーンだが、今年はこの4強の占める割合はちょうど半分の10曲に収まっていて、ヒット曲の幅が広くなってきている。これは音楽ファンとしては嬉しい傾向。

 最多は嵐の15回だが、今年いっぱいで活動休止となるため、当面、これが最後の受賞。来年は乃木坂46が大台となる10回目の受賞を狙う。

2020年12月25日金曜日

2020年12月MSVランキング

1位 : Step and a step (NiziU)
2位 : 炎 (LiSA)
3位 : 虹 (菅田将暉)
4位 : I promise (King  & Prince)
5位 : Dynamite (BTS)
6位 : Nobody's fault (櫻坂46)
7位 : ドライフラワー (優里)
8位 : 紅蓮華 (LiSA)
9位 : 夜に駆ける (YOASOBI)
10位 : 三文小説 (King Gnu)

 NiziUがメジャーデビュー曲でいきなり1位をゲット。プレデビューという謎のシステムで、既に大ブレイクを果たしていたので、これがデビュー曲と言われても全くピンとこないが、それはそれとして、デビュー1年目で音楽シーンのトップに登りつめたことは凄いことである。

 YOASOBIは、これで8ヶ月連続のランクイン。来月は、いよいよこの曲がCDリリースされるということで、更なる記録更新が期待できる。

2020年12月24日木曜日

結婚観2020

  40代中盤、独身貴族街道驀進中。

 さすがに結婚でもして、家族を持たないとまずいとは思っている。というのも、もうそれなりの年齢。いつ、どうなってもおかしくない。このまま一人暮らしだと、万が一の時に誰も発見してくれないし、そのせいで助かる命も助からなくなるだろう。また、何らかの形で普通の生活を送ることができなくなった場合、子どもでもいれば何らかのサポートもしてくれるだろうが、このままではそれも叶わない。一人暮らしでは長生きできないのではないかと、けっこう最近強く思う。

 ただ、一方で、一人暮らしの方がストレスは無いので、精神的な負担から来るようなタイプの病気にはなりにくいとも思う。そういう意味では死ぬ間際まで健康でいられるのは一人暮らしの方ではないか、とも思う。これもまた、最近強く思う。

2020年12月20日日曜日

OneNote

  1ヶ月ぐらい前から、仕事中のメモはOneNoteで取るようにしている。

 案件ごとにセクションを作って、打ち合わせごとにページを作成。タイトルに必ず日付と打合せ相手を書くようにしたことにより、探したいメモを短時間に見付けられるようになり、結構便利に使っている。

 OneNoteのいいところは、手書きのノートと同じ感覚で使えることであり、好きなところに好きなようにテキストボックスを置くことができるのだが、逆に、位置を揃えることができないのが、少し不満かな。せっかくのデジタルツールなんだから、各ページのレイアウトを揃えておきたいと思うのだが、そういう声は少ないのかな。

2020年12月19日土曜日

酒を飲まない12月になりそう

  COVID-19影響で、今年は職場の忘年会は無し。まだ仕事納めまでは1週間あるので、仕事が終わってから職場のメンバーで一杯行こうっていう話になる可能性が無いとは言い切れないが、限りなくゼロに近いので、これにより、今月は一滴も酒を飲まない月になる可能性が高まってきた。

 1ヶ月間酒を飲まないってことは、そんなに珍しいことでもないが、12月に全く飲まないのは、酒を飲むようになって以降、もちろん初めてのことである。学生時代は閉室式があったし、社会人になってからは忘年会がありますからね。

 それはそれでちょっと寂しいから、せめて仕事納めの日ぐらい、自宅で晩酌でもしようかなと、ちょっとだけ頭をよぎったが、その仕事納めの翌日が人間ドックだからこの日は飲めないんですよね。

2020年12月15日火曜日

タクシー帰り備忘録

  タクシーの運転手は花博通を提案してくるが、最適なのは鶴見通。

2020年12月12日土曜日

梶谷や井納より内川では?

  今シーズン、他の5球団を圧倒し、ぶっちぎりでリーグ優勝を果たした我がジャイアンツ。しかし、ソフトバンクとの日本シリーズでは完膚なきまでに叩きのめされた。

 圧倒的な力でリーグ優勝したのだから、そんなに補強する必要は無いと思う一方で、日本一になるためには、何か根本的に野球に対する考え方を変える必要があるとは思う。

 そんなチーム状況において、補強したのは梶谷と井納。これは解せない。梶谷は陽岱鋼のように、井納は野上のようになる姿が目に浮かぶ。

 むしろ、必要なのは、ソフトバンクのことをよく知っていて、チームに大きな刺激を与えることができる内川だったのではなかろうか。丸・坂本・岡本にとって、更なるいい刺激になると思うし、パ・リーグに負けないチームになるために重要なピースだったと思うのだが。

 菅野がポスティングでメジャーを目指すので、先発投手を補強しようと考えるのも分からなくもないが、昨シーズンエース級の働きを見せた山口が抜けた今シーズンは、戸郷が台頭して穴を埋めた。菅野の穴はもちろん小さくないが、今シーズンはケガでフルに働けなかったサンチェスとメルセデスがシーズン通してローテーションを守ることで、また、今シーズンブレイクしかかった今村・畠が一本立ちすることで、一定のレベルのローテーションは保つことができるし、今シーズンの戸郷のように直江が大ブレイクするかも知れない。だから、先発投手の補強は要らないと思う。

 内川はヤクルト入りが報じられており、ジャイアンツに来ることは無いが、つくづく、獲得すべきは内川だったと思う。

2020年12月10日木曜日

明日、何事もありませんように

  9月上旬のある日のこと。ちょっとした出来事が起こった。まずい雰囲気を感じ取ったのだが、何もすることができなかった。結果、その翌日に、とんでもない事態を招くことになってしまった。後悔しているが、とは言え、振り返ってみても、やっぱりあの時は自分の力ではどうにもできなかったと思う。

 そして今日。

 あの日と酷似した出来事が起こった。あの日の教訓を活かすことができたはずだ。でも、今回も何もすることができなかった。無力である。

 明日、あの日の翌日と同じような事態になっていませんように。どうか、なっていませんように。

2020年12月9日水曜日

スマートホンの外部接続端子の接触不良が直った話

  数ヶ月前ぐらいからだったと思うが、スマートホンの外部接続端子の接触が悪くなってきていた。専用の充電ケーブルならちゃんと充電できるが、パソコンとつなぐUSBケーブルで接続すると、かなり反応が悪い。

 で、先週末。ドライブ中に充電が切れそうになったので、車のダッシュボードに常備しているシガーソケットから充電できるタイプのケーブルを接続したところ、全く反応しなかった。

 今のスマートホンは、もう4年半ほど使っている。さすがに端子の部分がバカになってきたかと、一瞬機種変更を覚悟したが、端子の部分にホコリがたまっていることに気が付いた。

 帰宅後、爪楊枝でほじくってみて、更にエアダスターでほこりを吹き飛ばしてみたところ、驚くほどのホコリが舞う。なるほど、そういうことね。

 ホコリを吹き飛ばした後に、接触が悪かったUSBケーブルを繋いでみたところ、問題なく充電開始。こういう機器の不具合って、意外と今回のような基本的なことによって直ったりするものである。

2020年12月8日火曜日

毎月ボーナス?

  ここのところ、とにかく激務。

 入社してから20数年経つし、これまでもなかなかの激務な職場を経験してきたが、今はケタ違いである。

 ただ、かつてはサービス残業が当たり前だったが、今では適正に残業代が支払われる企業体質に変わっていて、その結果、ここ数ヶ月の給料が凄いことに。明細を見てると、毎月ボーナスをもらっているのかなと思えるほど。

 これだけ見ると、傍から見れば羨ましい状況に映るんだろうけど、正直、カネは要らんから睡眠時間をくれって思いますね。

2020年12月7日月曜日

必用

  職場に、言葉に対してもの凄くこだわりのある人がいる。

 色んな社内説明資料を作ることが多い今の職場だが、とにかく細部までこだわり、その選択する言葉には、一字一句全てに意味を持たせている。それは、本当に凄いと思う。見習いたいかどうかは別として。

 で、その人が、色んな資料やメールにおいて、「必要」と言う言葉を使わず、必ず「必用」と書いている。普通なら、変換ミスとか勘違いとかを疑うところだが、あれだけ言葉にこだわりを持つその人に限って、絶対にそんなことは無いはず。きっと何かしらの意図があって、敢えて「必用」と書いているはず。

 ということで、ちょっと調べてみた。

 必要:ある物・能力・人物などがないとダメであること、それがないと困ること
 必用:ある物を使用すること

 つまり、「物の使用」に力点が置かれているのが「必用」ということのようだ。なるほど。この意味を知ったうえで、改めてその人の資料やメールをチェックしてみることにしてみよう。そうすれば、その人が伝えたいメッセージが少しは理解できるかも知れない。

2020年12月6日日曜日

CDレビュー Mr.Children「SOUNDTRACKS」

 確か、前回のツアーのMCで、次のアルバムはロンドンでレコーディングすると言っていた。そして、その言葉通り、20枚目のオリジナルアルバムがリリースされた。

 全10曲というコンパクトな構成だが、ひと昔前まではアルバムと言えば10曲程度の構成だった。この曲数だからこその渾身のナンバーが並ぶ。今作も、どこまでもポップなナンバーもあれば、スローバラードもある。かと思えば重厚なサウンドのロックナンバーもあり、これまで何度も聴かせてくれたMr.Childrenの魅力が、また新たな楽曲で表現されている。

 ニューアルバムなので、当然新しい楽曲たちが新鮮なサウンドを届けてくれるのだが、彼らの魅力の根っこみたいなものは変わっておらず、どこか懐かしさも感じさせられる。それはまるで、過去の隠れた名曲たちが掘り起こされたのではないかと思えるほど。そんな不思議な感覚に包まれた。

 20枚目のアルバムとは思えないほど、瑞々しいポップアルバム。それがこのSOUNDTRACKSというアルバムだと感じた。

2020年12月5日土曜日

二転三転して録画していた番組を視聴し終えた話

  ここのところ、平日はセブンイレブンとまではいかないが、ほぼ毎日8時から22時ごろまで仕事で、平日に自分の時間が全く取れない状態。ただ、年末と言うことで、観たい番組はたまっていってて、今週末を迎えるにあたり、約10.5時間分がたまっていた。

 ・F1バーレーングランプリ(2時間)
 ・F1ラボ(バーレーングランプリレビュー(30分)
 ・CDTVライブ!ライブ!3時間スペシャル(3時間)
 ・FNS歌謡祭 第1夜(5時間)

 たまっていた番組はこんな感じ。

 とにかく激務で休みなんて全く取れない職場にあって、働き方改革だか何だか知らないが、年休もしっかり取ろうってことで四半期に1回、職場一斉休暇なる習慣があり、ちょうどこの金曜日がそれにあたっていたので、そこで諸々の用事もこなしながら、この週末を使ってこの10.5時間分の番組を観ようと思っていた。

 ところが、木曜日の夕方に事態は一変。急遽、金曜日も出社しないといけなくなった。これにより、金曜日に予定していた用事は週末にずらすことになり、結果的に録画していた番組を観る時間は削られ、どう考えても全部は消化できないことに。

 さらに翌週に持ち越しか、と思っていたら、金曜日の仕事中にスマホが鳴る。出てみると、なかなかの緊急事態が発生。土曜日は、元々の予定を全てキャンセルして、その事態の対応にあてなければならなくなった。ますます録画してある番組を消化する時間は無くなり、この週末は、ほとんど観る時間を取ることができなさそうな状況。

 と思っていたら、金曜日の夕方に再びスマホが鳴り、事態が収束したとのこと。これにより土曜日の対応は必要なくなり、ただ、元々の予定は既にキャンセル済で戻すこともできないので、結果的に今日一日の予定がまるっと空いた。

 ということで、一気に10.5時間分の番組を視聴。結果的に良かったが、とにもかくにも慌ただしい展開の週末だ。あと、もともとの予定を来週以降に飛ばしているので、来週末以降も落ち着かない日々になりそうだ。

2020年12月3日木曜日

シャーペンが壊れた

  自宅で愛用しているシャーペンが壊れた。

 とても書きやすくて、長年愛用していたシャーペンである。いつ頃から使っていたのか全く覚えていないが、おそらく10年以上は使っていると思う。

 そんなお気に入りのシャーペンだが、ノックボタンを押すと芯が止まらず、一気に数センチ出てくるようになった。シャーペンってこういう壊れ方をするのですね。

2020年12月2日水曜日

業務時間中は一生懸命仕事しろって話

  本日、仕事中に外出する用事があった。

 出先での用事を済ませてから、出先で30分程の空き時間がある予定で、しかも珍しいことに単独行動の予定。

 折しも、今日はMr.Childrenの新譜「SOUNDTRACKS」の発売日前日。出先の近くには大型CDショップもあるということで、これは絶好のフライングゲットのチャンスである。

 苦痛でしかない日々の業務にあって、今日は何とかこの一日を乗り切ろうと思えるだけの楽しみがある。それを心の支えにして出社したところ、担当のメンバーから、そのスキマ時間に打ち合わせを入れたので、出先の用事を済ませたらすぐに戻ってくるよう告げられた。

 今日一日の心の支えを、いとも簡単にもぎ取られた。心にダメージを受けましたよ。

 まあ、要するに業務時間中に寄り道をするなんていうふざけたことは考えず、一生懸命仕事しろってことですかね。

 当然、ここ最近の激務の状況からして、CDショップが開いている時間帯に帰れるわけもないので、CD買うのは週末までお預けかな。

2020年12月1日火曜日

組織の力で黄金時代を迎えているソフトバンク

  各チームには、ファンから「黄金時代」と呼ばれる時期がある。ただ、球史において、真の黄金時代と言えるのは、V9時代の巨人と、80年代後半から90年代前半にかけての西武だけだと思っている。

 70年代後半の阪急は日本シリーズ3連覇を達成したが、強い時代は長くは続かなかった。同時期の広島も同様。90年代のヤクルトは10年間で4度も日本一に輝いたが、1位と4位を繰り返したことからも分かるようにその強さは安定していなかったし、2000年代の中日は、毎年優勝争いを演じ何度も優勝したが、日本一には1回しかなれなかった。

 そんな「真の黄金時代」という称号があるとして、いま、その域に達しようとしているのがソフトバンクだろう。2014年以降、7年で6度の日本一。優勝は4回だが、圧倒的な強さと言える。

 個人的に、その強さの質が前述の巨人、西武と決定的に違うと感じている。

 V9時代の巨人はリアルタイムでは見ていないが、記録を見る限りONを軸としたチームであり、この両雄の力が衰えるとともにチームの力も衰えていった。西武は、圧倒的なクリーンナップのAKD、チームリーダーの石毛、守備の名手の辻、扇の要の伊東と、レギュラーが高いレベルで固定されていたが、この不動のレギュラーが衰えたりFAで流出することにより、チーム力も落ちていった。

 つまり、前述の2チームは、固定された主力選手の圧倒的な個の力の集合体により、黄金時代を迎えていたと思うのだが、今のソフトバンクは違う。主力がどんどん入れ替わるのに、全くチーム力が落ちずに、圧倒的な強さを保っている。これは、高い育成力があるということだろう。実際、今年は内川が昇格できず、今宮はケガでシーズンの大部分を欠場することになったが、代わりに栗原が大ブレイクし、周東がレギュラーを勝ち取った。

 育成の力を含めた、組織の力で黄金時代を迎えているソフトバンクは、これまでのどの強豪チームよりも手ごわい。このチームを負かすためには、各チームともチーム作りを根本から見直す必要がありそうだ。