2021年1月3日日曜日

CDレビュー BABYMETAL「10 BABYMETAL YEARS」

  実はBABYMETALのライブはフェスで観たことがある。

 まだブレイク前。当時の自分にはキワモノグループとしか写ってなくて、全く注目せず、むしろ一部の熱狂的なファンを横目に、少し引いて、時間が過ぎるのを待っていた。いやはや、我ながら何とも先見の明が無かったことか。こんなことではダメですね。フェスで出会うミュージシャンは一期一会。どのミュージシャンもしっかりと楽しみ、しっかりと目に焼き付けないともったいないということだ。

 今や世界的ミュージシャンになったBABYMETAL。そんなBABYMETALのベスト盤は、収録されているのが僅か10曲という潔さ。ベスト盤と言うと、CDの限界ギリギリまで曲数を収録したり、コアなファンにも買ってもらうため、敢えて新曲を収録するのが近年の流行りだが、今作は、そのどちらもなくて、本当に彼女らの代表作と言える楽曲をギュッと詰め込んだ、まさにベスト盤の名に相応しいもの。世界から注目される彼女らの魅力が余すところなく凝縮されている、聴き応えありまくりの一枚である。

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