日本ハムは、FA権を取得した主力選手である西川、大田、秋吉の3選手に対して、来シーズンの契約を提示せず、保留手続きを行わないことを発表した。球団は、これをノンテンダーの措置としている。公式発表はこちら。
ノンテンダーと言う、MLB用語を使っていることもありボヤかされている感があるが、要するに自由契約。これほどの主力中の主力を自由契約にするなんて、長い間プロ野球を見てきているが、記憶に無い。相変わらず面白いことをやる球団である。
それにしても自由契約にする必要ってあったのかな。これほどの選手ならトレードできたと思うし、トレードで獲得する選手分の年俸負担ですら厳しいということなら、金銭トレードという手もあったはず。意図が分からない。
ちなみにMLBでノンテンダーが発生する理由は、年俸調停が当たり前になっているからだと思っていて、球団は例え主力選手であったとしても、調停によって高騰する年俸に見合わないと思えばノンテンダーにする。一方で日本のプロ野球では調停制度自体はあるものの、これまでに使われた事例は数えるほどしかなく、直近で使われてからもう10年以上も経っている。つまり、年俸は直接交渉でほぼ決まるので、年俸と今の実力が釣り合っていないと感じているのなら、大幅減俸を提示することもできたはずである。やっぱり、自由契約にした理由が分からない。
とは言え、自由契約になったことは事実だし、大田と秋吉は今シーズン大幅に成績を落としたものの、どのチームとも契約が得られないほど成績が落ちたわけではない。3選手がどのチームに移籍するか、かなり注目である。
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