2021年11月4日木曜日

セイバーメトリクス2021 野手編

 レギュラーシーズンの全日程が終わったので、恒例のセイバーメトリクス企画。今年も野手からで、60打席以上の選手が対象。

 まずは元祖セイバーメトリクスとも言える出塁率。一般的に.400を超えると一流と言われる。

 1.鈴木誠.433 2.吉田正.429 3.森(L).420 4.川端.419 5.近藤.413 6.村上.408 7.オースティン.405 8.宮本(S).395 9.浅村.395 10.坂倉.390 11.柳田.388 12.島内.385 13.上本.382 14.中村奨(M).382 15.銀次.381 16.杉本.378 17.中村奨(C).377 18.佐野.376 19.デスパイネ.373 20.山田(S).370

 セパを代表する主砲がワンツー。ヤクルトの代打の切り札川端の出塁率は凄いが、代打二番手の宮本も凄かった。ヤクルトには、こんな代打が二人も居るのだから、勝負強い野球ができるわけだ。坂倉は、このまま打てる捕手として育っていくのか、それともファーストに転向するのか。来シーズンの動向に注目したい。

 続いて、セイバーメトリクスの代名詞とも言えるOPS。.800を超えると一流で、1.000を超えると超一流。

 1.鈴木誠1.072 2.オースティン1.006 3.吉田正.992 4.村上.974 5.杉本.931 6.柳田.929 7.川端.908 8.牧.890 9.森(L).889 10.山田(S).885 11.近藤.885 12.サンタナ.877 13.岡本和.871 14.島内.863 15.丸.860 16.坂倉.857 17.マーティン.855 18.桑原.843 19.佐野.842 20.ウィーラー.837

 こちらも鈴木誠がトップ。メジャー移籍が噂されるわけである。そしてもう一人10割を超えたのがオースティンだった。牧はルーキーでありながらTOP10入り。これは凄い。丸は今年は不調のイメージが強かったが、数字はしっかりと残していたことになる。

 最後は、なかなか知名度が上がってこないSPD。足の速さを数値化したものなので、野球観戦時の参考になりそうなものだが、いかがだろうか。盗塁成功率、盗塁企図数、三塁打、得点の4要素によって構成され、7を超えるとかなりの俊足と言える。

 1.佐野皓13.19 2.五十幡9.32 3.森(DB)7.98 4.羽月7.66 5.平田7.27 6.山崎7.02 7.三森6.99 8.塩見6.86 9.桂6.60 10.高松6.56 11.山崎剛6.30 12.周東6.15 13.源田6.15 14.牧原大5.85 15.ロメロ5.79 16.スパンジェンバーグ5.69 17.上林5.67 18.若林(L)5.67 19.杉谷5.43 20.中野5.42

 トップの佐野皓よりも、注目なのは2位の五十幡。日ハムは来シーズン、監督が替わるし、レギュラーに抜擢されそうな予感がする。

 昨シーズンのランキングはこちら。
 「セイバーメトリクス2020 野手編

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