2024年10月29日火曜日

沢村賞の選考基準はあくまでも目安にすべきでは

 今年の沢村賞は「該当者なし」となった。今年は歴史的な投高打低のシーズンであり、記録的な成績を残した投手が多いなか、この決定には違和感がある。

 沢村賞の選考基準は、15勝、150奪三振、10完投、防御率2.50、200投球回、25登板、勝率6割の7項目だが、今年は最大でも4項目しかクリアした投手が居なかったのが、該当者なしとなった理由とのこと。ちなみに、4項目クリアしたのは戸郷。

 選考基準に拘る気持ちも分からなくもないが、そもそもの定義は「その年に最も活躍した完投型先発投手」を表彰するものであり、今年は1.38という驚異的な防御率を残し、規定投球回数に到達しながら被本塁打は僅か1本という支配的なピッチングを見せた高橋宏が相応しいと思うのだが、高橋宏に受賞されてはいけなかったのだろうか。

 選考基準に拘り過ぎだと思うし、この基準はあくまでも目安に過ぎず、圧倒的な活躍を見せた先発投手が居れば、その選手を表彰すればいいと思う。

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