2025年10月13日月曜日

巨人の2025年振り返りと2026年展望

 クライマックスシリーズは延長の末、ベイスターズにサヨナラ負けを喫し、2025年の巨人の戦いは終了した。優勝できなかったので、クライマックスシリーズはさほど興味は無かったが、とは言え、そもそも2位にはなれたシーズンだったと思うので、こうもあっさりベイスターズに連敗して一年が終わるのは寂しいものである。

 今年を振り返ると、我慢すべきところで我慢できず、逆に我慢するべきじゃないところで我慢した一年だったように思える。

 後者の象徴が戸郷。絶対的エースも今年はとにかく不振。一年間、その不振から抜け出せなかったが、最後の最後までエースと心中して、結局、クライマックスシリーズの第2戦で、せっかく5点も先制したのに、打たれ続ける戸郷を引っ張って同点を許してしまった。不振の原因は分からないが、シーズン途中で戸郷は諦めて、徹底的に一から鍛え直す時間にしても良かったように思える。

 逆に前者の象徴はキャベッジ。確かに、守備や走塁でボーンヘッドも多かったが、OPSは岸田や泉口よりも上。最後のCS第2戦もそうだが、シーズン中もしばしば試合途中で交代させられる場面があったが、もっと我慢して使った方がチームの得点力が上がったと思う。

 早くも先発投手の補強に関する報道がいろいろと出ているが、先発投手は揃っていると思う。もちろん、戸郷が来シーズン復活することが前提だが、山崎・赤星・井上・グリフィンは残留してくれるか分からないが、西舘・森田・横川とまずまず。ここに谷間を埋める形で田中将が投げてくれれば御の字。ただ、欲を言えば、日ハムの達、オリックスの山下のように若手でエースクラスのポテンシャルを持った投手が育ってきてくれるといいかな。ただ、現在のファームにそのような素材が見当たらないので、今年のドラフトでは高校生No.1投手を獲得したいところ。

 打線は、岡本の離脱が大きかった。ただ、その岡本はおそらく今オフポスティング移籍でチームを去る。泉口のブレイクは大きかったが、来季は実質2年目のジンクスが心配だし、丸はさすがに衰えが見えてきた。リチャードもどうなるか分からないし。

 内野で期待したいのは荒巻。岡本が抜ければポジションが一つ空くので、我慢して使ってほしいところ。

 外野は佐々木。クライマックスシリーズで一軍初ホームランを放ち、翌年ブレイクとなると今年の中山と重なるし、充分にそうなる可能性を秘めていると思う。そしてもう一人は浅野。まだまだ若いが、とは言えもう何年も期待されながらブレイクできない状況が続いているので、そろそろラストチャンスだと思って踏ん張って出てきて欲しい。 

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