2006年7月6日木曜日

もうONに頼るのはやめよう

 王監督が病気療養することになった。ニュース記事はこちら。

 ソフトバンク王監督が休養 胃の手術で入院へ(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)

 66歳という年齢。毎年のように主力選手がメジャー挑戦などによりチームを離れていく中、チームを優勝争いへ導いていくプレッシャー。加えて、WBCという大きな国際舞台での激務。色々なものが蓄積されて今回の出来事に至ったと言えるだろう。

 思えば、長嶋監督が病気で倒れられたのもアテネ五輪直前という、国際舞台に絡んだ時期。それだけ、国を背負って、しかも勝って当たり前という雰囲気の中チームを引っ張ることが大きなプレッシャーであり、ストレスになるということだろう。

 それにしても、これまで我々はONに頼りすぎてきた。巨人で9連覇を成し遂げ、プロ野球を、そして巨人を国民的娯楽に定着させたのもON。巨人、ダイエーの監督としてチームの顔となったのもON。アテネ五輪、WBCといった国際舞台での監督も勤め、12球団からの寄せ集めチームの中で求心力となったのもON。ONの歴史はそのまま日本プロ野球の歴史と言っても過言ではないだろう。

 しかし、いつまでもONに頼り切っているようではいけない。そろそろ次なる世代からプロ野球界を引っ張る人が出てくる時期だと思うし、そうでなければプロ野球の更なる発展は見込めないと思う。

 今回の出来事で、そろそろ本格的にポストON時代を迎える時期が来たことが明らかになってきた。もうONに頼るのはやめて、次の世代にバトンを渡すべきだろう。そしてONには第一線を退いてもらい、じっくりと休みながら安心してプロ野球界を見守って頂こうではないか。

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