2006年11月20日月曜日

賞レース始まる

 本日(20日)の「ベストヒット歌謡祭」より、いよいよ今年の賞レースが始まる。これら賞レースは、一般的には前年の11月から当年の10月までが対象期間となるため、今年の場合だと、WaTのデビューも、レミオロメン「粉雪」の大ヒットも、倖田來未の12週連続シングルリリースも、全て今年の出来事と捉えられているはずだ。それも踏まえ、今年の賞レースの行方を占う。

・新人部門
 普通に考えればKAT-TUNの独走である。デビュー曲「Real Face」の爆発的なセールスは周知の事実。ただいかんせん、メンバーの突然の脱退がありイメージが良くない。

 新人ミュージシャンの大ヒットといえば、沢尻エリカが演じるKaoru Amaneの「タイヨウのうた」もそうだが、彼女も歌を本業としているのではないため、賞を獲得するというのは、ちょっと違う気がする。

 となると、候補として上がってくるのは絢香とWaTか。絢香は「I believe」の一発屋かと思ったが、「三日月」の大ヒットでトップミュージシャンの仲間入りをしたと言っていいだろう。また、WaTも「僕のキモチ」以降、「5センチ。」「Hava Rava」「Ready Go!」と安定してヒットを飛ばしている。一点気になるのは、WaTはミュージシャンとしては新人だが、芸能人としてのキャリアを考えると、新人と呼ぶのには抵抗がある点だ。

 そうなると、自然と新人部門は絢香の独走となるのではないかと予想する。

 対抗としては、今年メジャーデビューしたAqua Timez、MONKEY MAJIKあたりか。

・総合部門
 こちらも普通に考えればKAT-TUNだが、新人部門で書いたとおり、賞レースに参加するのは厳しいだろう。山下智久もソロで、そして様々なユニットで活躍したが、これも同様にNewSのゴタゴタがあっての活躍のため、選考から漏れるだろう。

 次に候補としてあがってきそうなのが「純恋歌」の大ヒットを記録した湘南乃風。しかし、彼らもテレビ出演を極端にしないミュージシャンなので、賞レースには登場してこないだろう。

 そんな状況の中、僕が大本命と見るのはレミオロメンの「粉雪」。昨年暮れから今年の春ぐらいまで異例のロングヒットを飛ばした楽曲だ。ここのところの賞レースはavex勢の独壇場となっていたこともあり、これまでと違った風を吹かすという意味でも、彼らが今年の賞レースを賑わす可能性は高い。

 対抗として考えられるのは、倖田來未と大塚愛のavex勢。浜崎あゆみの勢いが失速気味のなか、倖田來未は12週連続リリースから始まり、「恋のつぼみ」「4 hot wave」「夢のうた」と安定してヒットを飛ばし、また大塚愛も「フレンジャー」「ユメクイ」「恋愛写真」と誰もが口ずさめる楽曲を提供し続けた。

 長いキャリアを経てブレイクしたベテランも選考の対象となるだろう。コブクロは昨年の「ここにしか咲かない花」でブレイクしたが、今年のベスト版にさらに大ブレイクを果たした。賞レースに出てきてもおかしくないだろう。また、話題性ではBONNIE PINKも充分考えられる。

 話題性といえばDJ OZMA。ある意味イロモノなので大賞系の受賞は無いだろうが、年末に向けてテレビを賑わせてくれることを期待したい。

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