2007年2月21日水曜日

ドラフトの在り方について考える

 ここのところ、かなりの頻度で改正されていっているドラフト。これまでの分離ドラフトは昨年度までの暫定処置ということもあり、今年度以降の制度について議論が進められている。そんな中、一つの案が出てきたことが報道された。

 「ドラフト再統一検討、9月開催も」(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)

 それにしてもコロコロ変わるドラフトの制度。しかもどんどんややこしくなっていっているので、コアなファンでも、正確に把握している人は少ないだろう。そこで、僕なりの理想的なドラフトについて述べたい。

 ポイントは以下の5つ。

・その1
 戦力均衡を目指すことが大原則。このため弱いチームはいい選手を獲得することができるようにすることは、最も重要。

・その2
 プロ野球12球団は運命共同体。もちろん、選手は各球団と契約するのだが、「プロ野球株式会社」に就職すると考えるべきで、あくまでもその中の「読売支店」であったり、「楽天支店」に配属されたと捉えるべき。一般の企業なら、就職後の勤務地までは普通は希望は通らない。

・その3
 プロ野球はエンタテイメント。よって、ドラフトにも「魅せる要素」は必要であるし、制度はシンプルで分かりやすくあるべきだ。

・その4
 冒頭のニュース記事にもあるように、あまりに遅い時期に開催するのは、ドラフトから漏れた選手の就職活動に影響する。可能な限り、早めの開催が望ましい。

・その5
 ドラフト指名順を良くするためにシーズンの戦い方が左右されるのは本末転倒。よって、可能な限りシーズンの最終順位を基準とすべき。

 これらを総合すると、僕の考えるドラフトの理想的な姿はこんな感じ。

○ ドラフト1位(どうでもいいけど、1「巡目」って言い方はありがたみが無い気がする。やはり、1「位」という表記に戻すべきでは。)は、現行の高校生ドラフトのように入札抽選制度。2位以降はウェーバー、逆ウェーバーの順で続く。もちろん、年1回開催で、逆指名の類は無し。

○ 開催時期は、レギュラーシーズンの順位が確定する10月上旬~中旬。このため、ウェーバーにおけるセ・パの順番は、オールスター若しくは交流戦の成績で決定する。(交流戦自体、僕は今でも反対だけど)

 NPBさん。どうですか?

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