2007年2月5日月曜日

CDレビュー スガシカオ「ALL SINGLES BEST」

 かれこれもう半年ほど、僕のアタマの中をぐるぐる回り続けている曲がある。それがスガシカオの「午後のパレード」。そんな折にスガシカオのベストアルバムがリリースされたため、迷わず購入した。

 ところで、ベスト版がきっかけとなって大ブレイクするミュージシャンは少ないながら確実に存在する。古くはGLAYがそうだし、最近では倖田來未やコブクロがそれにあたるだろう。僕は今回のスガシカオのベスト版リリースにあたり、きっと彼もそのタイプの大ブレイクの仕方をするだろうと予想した。

 で、実際に聴いてみたところ・・・うーん、どうだろう。さすが日本のキング・オブ・ファンクという称号を持つだけあって、その独特の世界観には引き込まれるし、個人的にはこれまであまり聴いてなかったミュージシャンということもあり、新鮮な印象を受け、かつかなり好きになった。しかし、どこかマニアックな音楽ということもあって、広く一般ウケはしないのかなとも思った。

 むしろ、彼のようなミュージシャンに大ブレイクは似合わない。このまま今の規模で活躍を続けていって欲しいと、そんなことを感じた一枚だった。そして、これからも僕のアタマの中では「午後のパレード」がヘビーローテーション的に回り続ける。

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