2008年3月20日木曜日

セ・リーグ順位予想 2008年版

 パ・リーグより1週間遅れで開幕するセ・リーグ。野球界全体を盛り上げるために、セパ同時開幕の方がいいと思うのだが、どうだろうか。それはともかくとして順位予想を。

 1位 読売ジャイアンツ
 当然優勝予想はジャイアンツ。上原・内海・高橋尚・グライシンガーと先発は磐石。木佐貫や野間口も期待できるので、大崩れする心配もない。相変わらずの大砲揃いで1点勝負になった時の不安もあるが、脇谷・矢野・亀井・鈴木尚といった脇役も頭角を現してきているし、坂本の成長も注目。これだけの戦力なのだから優勝は当然。むしろ、クライマックスシリーズ以降のポストシーズンでの戦い方が課題だろう。

 2位 中日ドラゴンズ
 パ・リーグ同様に2強4弱になると思われる今年のセ・リーグ。ドラゴンズは最後まで優勝争いに絡んできそうだ。何と言っても川上・朝倉・中田の3本柱に小笠原と山井が入ってくる先発投手陣はあまりにも強固。荒木・井端の二遊間を中心に守備も鉄壁でスキが無い。不安要素はオリンピックでアライバが抜ける8月と、岡本の離脱によるリリーフ陣の戦力低下。リリーフには中里が入るようだが、本来は先発で力を発揮する選手だけに、どのようなピッチングをするのか注目だ。

 3位 横浜ベイスターズ
 ここから下はどんぐりの背比べ。その中でAクラスに抜け出しそうなのはベイスターズか。三浦・寺原がお互いを刺激し合える存在になっていて、それが投手陣全体を底上げしている模様。抑えの人選に苦慮しているようだが、クアトロKのうち3人は健在で、言われているほどリリーフ陣に不安は無い。一方打撃陣は、村田・吉村の和製大砲は魅力的で、金城・佐伯あたりの中堅~ベテラン選手が脇を固める。仁志・石井の二遊間が高齢化しているのが心配だが、藤田・野中あたりがポジションを奪い取るようだと、98年のマシンガン打線を彷彿させる打線が蘇る。

 4位 阪神タイガース
 新井の加入で打線に厚みが増したものの、金本・矢野は年齢的にそろそろ成績が下降する頃。その両選手からポジションを奪い取れそうな若手が出てきていない現状では、戦力ダウンは必至。さらに昨シーズン規定投球回数に到達した投手が一人もいなかったが、今シーズンも弱体化した先発投手陣に大きな改善は見られない。金村の加入、安藤・福原の復活など、明るい話題がないわけではないが、安定感の無さは否めない。本来ならもっと下位予想でもいいチーム状態と見るが、ウィリアムス・藤川・久保田のJFKが健在なだけに、苦しくも何とか接戦をモノにしつつ、この順位には踏みとどまると予想。

 5位 東京ヤクルトスワローズ
 グライシンガー・石井一・藤井という昨シーズンの先発3本柱が抜けたスワローズ。致命傷どころの騒ぎではないが、幸い石川・館山・川島・高井など、潜在能力の高い先発投手陣は健在。由規は頭角を現すのにしばらくかかるだろうが、増渕あたりは今年ぐらいに出てきそうだし、何とかメドが経つ。ラミレスが抜けた打線は、リグスが復活すれば、昨年並みの破壊力を維持できるし、代わりにレフトに福地あたりを起用すれば守備力はあがる。それほど、悲観的になることもない戦力だ。ただ、このチームも課題はオリンピック。青木と宮本が抜けることは確実だし、そのときにどれだけ持ちこたえられるか。

 6位 広島東洋カープ
 スワローズ以上に致命傷を負ったのが、大エース黒田と不動の4番新井を失ったカープ。特に先発投手陣は開幕戦から全ての試合がローテの谷間と言ってもいいぐらいの布陣。エースナンバー18を佐々岡から引き継いだ前田健に大きな期待をしないといけないのは辛いところだ。打線も、栗原の4番はまだ時期尚早だが、他に打てる選手が居ない。しかも、どうやら1・2番タイプの梵を3番に起用する方針のようで、どうにもこうにもならない状態だ。唯一のプラス材料はオリンピック期間中も同じメンバーで戦えそうなところぐらいか。それはそれで寂しい話だが。

2 件のコメント:

  1.  いや~球春到来ですね。

     今年こそドラゴンズがセ・リーグ優勝、CS連覇、そして2年連続日本一といきたいものです。



     で、理想は、ジャイアンツが2位でCSのアドヴァンテージ差で日本シリーズ進出を逃し、シーズンオフにオーナーや某独裁者サンあたりが、



     「やっぱり1勝のアドヴァンテージは必要ない!」



    といってヒンシュクを買うことでしょうか。



     まあ、その流れでCS廃止になればいう事なし、です。



     ガンバレがんばれドラゴンズ!!

    返信削除
  2. >hiroshiさま

     まあ、ストーリーはともかくとして、結果的にCS廃止になれば、それにこしたことはないですけどね。(笑)

     ドラゴンズは戦力的にはどう考えても接戦に強いタイプのチームだけに、一昨年までは「短期決戦に弱い」というレッテルだけで名前負けしてた感がありましたが、それも昨シーズンに払拭したので、CSがあり続ける限り、Dがずっと連覇しそうな気がしております。

    返信削除