今週の週刊ベースボール内の四コママンガでやくみつる氏は、自身が応援する横浜で、川村以来まともな生え抜き先発投手が育っていないことを嘆きつつネタにした。
それほど投手が育っていない印象を持っていなかったため、試しに川村投手が入団した翌年98年以降の10年間で、先発ローテを守りきった証とも言える規定投球回数到達回数を投手別にカウントしてみた。
8回:三浦
3回:川村
2回:門倉、小宮山、斎藤隆
1回:寺原、土肥、ドミンゴ、野村、ホルト、マレン、吉見
なるほど。この中で98年以降入団の生え抜き投手は吉見のみ。結構な惨状だ。
やくみつる氏はこの現状を、「ひとりもまともな自前の先発投手が育ってない」と憂いたことに合わせ、今回「まともな先発投手」を「ここ10年で2回以上規定投球回数に達した投手」と定義付けて、各チームに98年以降に入団した「まともな先発投手」がどれほど居るか検証してみる。
巨人:上原(6回)、高橋尚(4回)、木佐貫(3回)、内海(2回)
中日:川上(8回)、朝倉(3回)
阪神:井川(6回)、福原(3回)
横浜:該当なし
広島:大竹(3回)
ヤクルト:石川(5回)、藤井(3回)
日本ハム:ダルビッシュ(2回)
ロッテ:清水(6回)、渡辺俊(5回)、加藤(2回)
ソフトバンク:和田(5回)、新垣(3回)、杉内(3回)、永井(2回)
楽天:該当なし
西武:松坂(7回)、涌井(2回)
オリックス:川越(3回)、平野佳(2回)
(参考)近鉄:岩隈(3回)
()内は規定投球回数到達回数。移籍後の達成回数は含まず。
3選手以上居る、巨人、ロッテ、ソフトバンクは先発投手が順調に育っている印象。逆に日本ハムはここ数年常勝チームの印象があるが、実は生え抜き先発投手は全然育っていないことが分かる。
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