約2年ぶりとなるポルノグラフィティの9thアルバム。ここ最近は、決してヒットチャートのトップに君臨する存在とは言えなくなってきている彼らではあるが、このアルバムを聴けば、今でも高いクオリティで音楽を作り続けていることが分かる。決して才能が枯れてきているということは無い。
ポップでキャッチーなナンバーもあれば、激しいロックナンバーもある。更には心に響くバラードと、そのどれもがチャート上位を飾っていたあの頃と遜色が無く、良い意味で耳障りの良い楽曲に仕上がっている。一体、あの頃と何が違ってきてしまっているのか。
ただ、デビュー当初において彼らの特長であった、繊細で文学的な歌詞の世界観は薄れてきている感はある。そこが違いなのだろうか。
それでも、J-POPバンドの王道を突き進み続ける彼ら。良い意味で変わらないサウンドを持ち続けているし、かつてのファンの方にも、是非とも聴いてもらいたい一枚だ。
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