日本を代表するJ-POPバンドの20周年アニバーサリーツアーということで、大盛り上がり必至のライブ。そのツアーの初日公演に行ってきた。僕にとって、初のドームライブ参加である。
ちなみに、今回は、かつて経験したことの無い席だった。
これが会場のレイアウトで、緑色がいわゆるワケ有りの注釈付シート。少し安いが演出の一部が見難いということだが、今回の座席は何と、この注釈付シートの3塁側の最も外野側の上から2列目。端の端で、桜井さんが舞台の下手に来ると、出っ張っている5階席が邪魔になって見えなくなるという残念な状態であり、当然、舞台上のスクリーンも極めて見難い。
加えて、よく噂は耳にしていたが、ドームのライブは音響的にはかなりヒドい。音楽イベント前提で建てられているコンサートホールと違って、野球前提のドームは、音がやたらと反響し、天然リバーブ状態。ただ、それがうまい具合に作用して、曲によっては曲にマッチした雰囲気を作っていた。
と、不満点はこれぐらい。基本的には超大満足で、これまでに参加したライブの中でも、満足度は最高レベル。桜井さんがMCでも言っていたが、「イントロだけで興奮できる曲」を「出し惜しみすること無く」「盛りだくさん」の構成で、約3時間半があっという間だった。
では、恒例のセットリスト。ツアー初日を終えたばかりなので書くことを少しためらったが、それでも書く。
M01.エソラ
M02.箒星
M03.youthful days
M04.LOVE
M05.GIFT
M06.Everything(It's you)
M07.デルモ
M08.End of the day
M09.終わりなき旅
M10.Dance Dance Dance
M11.ニシエヒガシエ
M12.フェイク
M13.365日
M14.しるし
M15.くるみ
M16.Sign
M17.1999年、夏、沖縄
M18.ロックンロールは生きている
M19.Round About
M20.Worlds end
M21.fanfare
M22.innocent world
EN1.ラララ
EN2.彩り
EN3.光の射す方へ
EN4.蘇生
EN5.祈り
いきなりの「エソラ」でのトップギアは反則レベル。そして、アニバーサリーツアーならではのシングル連発へ。
今までに一度もツアーではやったことの無いけど隠れたファンが居るらしいという前振りで始まったのが「デルモ」。ちなみに、Everything(It's you)のc/w。こういう趣向もアニバーサリーならでは。
名曲中の名曲「終わりなき旅」は、これからツアーに行く人は、歌詞をしっかり復習しておいた方がいいかも。そして、「Dance Dance Dance」へ。この曲は一度はライブで聴いてみたいと思っていた曲だったので、イントロが流れた瞬間に大興奮したのは、ツアーコンセプトにまんまとハマった形。
ドームの天然リバーブ音響が、うまく作用した「フェイク」。と思ったら「365日」「しるし」と、近年を代表する壮大なバラードに。J-POP王道なポップチューン、少しディープなロックナンバー、そして壮大なバラード。これらセクションが激しく入れ替わる構成なのは、さすがアニバーサリーライブ。
本編最後は、代表曲中の代表曲「innocent world」。パンパパンの手拍子での会場の一体感は、半端ない。
アンコール一曲目は桜井さんソロでの弾き語り。曲作りは通常、メロディから作って、それから歌詞をつけていくのが彼らのスタイルということだが、この曲の「ラララ」の部分は、メロディを作ったときのハミングに敢えて歌詞を付けずにそのまま仕上げたとのこと。そんな話が聴けたのも嬉しい出来事。
そして「蘇生」。来月発売のベスト盤にも収録されるし、この10年の中でも代表曲の一つだし、人気の曲でもあるので、当然ツアーでもやるだろうと思っていたが、それでもあまりに大好き過ぎる曲で、まさか生きている間にナマで聴けるとは思っていなかった(ちょっと大袈裟)曲なので、感極まりすぎて、逆に冷静に聴いてしまった。もうちょっと曲に酔いしれたかったが、好き過ぎるとそんなものか。
最後は新曲の「祈り」で終了。実は、もう1回このツアーに参加する予定なので、今日以上に楽しみたい。
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