2012年7月9日月曜日

独立リーグ観戦記 ~完成された洪成溶のピッチング~

 2012.7.9 06ブルズ×紀州レンジャーズ@花園セントラルスタジアム
紀州 000 000 010│1
06 000 040 10X│5

 三重スリーアローズの選手のうち、4選手が移籍したカンドクの06ブルズ。1回は行ってみたいと思っていたものの、なかなかタイミングが合わずに行けてなかったが、念願叶ってついに行くことができた。スタメンはこちら。

 何と、スリーアローズ出身の4選手が全員スタメン。石田はいつの間にかキャッチャーにコンバートされたようだ。ビリケーンズでお馴染みの永峰も元気そうである。

 試合は元スリーアローズエース洪成溶が圧巻のピッチング。初回こそ先頭打者をいきなりフォアボールで出して、立ち上がりの不安定さを見せたが、ピンチを切り抜けると、7回まで全く危なげの無いピッチング。被安打4、与四球は最初の1つだけ。奪三振が3と少なめだが、ほぼ完璧な84球。完投もできただろうが、リリーフに経験をつませる、余裕の降板だった。

 2年前から洪成溶のピッチングを見ているが、当初から完成されているし、独立リーガーの中では群を抜いた存在。ただ、それでもNPBから声がかからないということは、何かが足りないのだろう。とは言え、もはや独立リーグから得られるものは無いだろうし、もしも本気で更なる上のプロリーグを目指すのなら、環境を変える必要があるのではないだろうか。そんなことを感じた今日のピッチングだった。

 打つ方で目立ったのが主砲二口。長打力が魅力という触れ込みも、三重スリーアローズ在籍中は61安打でホームランは僅か1本だったが、今日はフェンス直撃のツーベースを放った。これは、両チームを通じて、この試合唯一の長打。打撃に磨きがかかってきているようだ。

 もう一つ目に付いたのが、ブルズの機動力。何と、盗塁記画数は8。そのうち6つは成功させ、相手捕手を翻弄させていた。

 そんなこんなでかなり楽しめた初のカンドク観戦。スリーアローズほど入れ込むことは無いだろうが、今度はスリーアローズ初代4番の美濃が所属している大和侍レッズの試合でも観に行こうかな。

 最後に今日の始球式直前の写真。タレントの大森うたえもん氏である。

 ちなみに、5回終了時にインタビューコーナーがあり、そこでも出場したため、5回までは一般客に混じって普通に試合観戦してた。何人かにはサインもしていたようだった。

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