2019年1月7日月曜日

今オフの人的補償で思ったこと

 炭谷選手の人的補償で内海投手が移籍したのに続き、丸選手の人的補償では長野選手が移籍することになった。

 これまでもFAの人的補償でビッグネームが移籍することは何度もあったが、生え抜きのスーパースターで、チームの顔とも言える選手が移籍したケースは無かったと思っている。それが、いきなり今オフは、2人もチームを去ることになったのだ。異例中の異例とも言える、今オフの動きである。

 実は、メジャーではこういう動きは珍しくない。FAで有力な選手を獲得した際、余剰戦力が発生すると、チームを代表するような選手であっても、あっさりトレードに出される。特にベテランで、年俸に見合った活躍ができなくなった選手は、その傾向が強い。なので、メジャーの常識で見ると、今回の内海・長野両選手の放出は、そんなにビックリするような移籍ではない。

 ただ、やっぱりここは日本プロ野球。なんだかんだ言っても生え抜き主義であることは間違いないし、ドラフト1位で獲得して、選手会長も務め、将来の幹部候補であることが明らかなこの両選手の放出は、ファンとしては普通の心理状態では見てられない。

 今シーズン、この両選手がどんな活躍を見せるのか。そして、将来的にどのように引退して、その後どのような第二の野球人生を歩んでいくのか。しっかり見ていきたいと思った。

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