2019年2月18日月曜日

キャンプイン前後におけるFA獲得状況の動き

 キャンプインが日本よりも遅いメジャーだが、既に全チームともバッテリー組のキャンプは始まっていて、現地時間の18日にはいよいよ多くのチームで野手のキャンプも始まる。ところが、まだ今オフFAの目玉だったハーパーとマチャドの移籍先は決まっていない。既にキャンプが始まっている投手に目を向けても、カイケルやキンブレルと言ったトップスターの行き先は未定のまま。

 基本的には交渉事なので、双方の合意が無いと契約締結には至らないし、強気な代理人が交渉にあたるメジャーでは簡単には球団側の条件をのまないだろうから、それが交渉が長引いている理由だとは思う。ただ、ここ数日の動きを見ていると、敢えてキャンプインを待っているのではないかと思わさせる点がある。

 というのも、キャンプが始まるまではFAの選手と契約すると、40人枠を空けるため、誰かを戦力外にしていたのだが、キャンプイン後はケガで長期離脱が決まっている選手を60-day DL(今年からはILか)に登録することにより、誰も戦力外にすることなくFA選手を獲得する動きになっている。詳しい規定を見付けることはできなかったのだが、これはおそらく、DLに登録できるのがキャンプインの日からということなのだろう。つまり、現状の40人枠の選手を他球団に狙われることなく、FA選手を獲得できるのが、キャンプインしてからということになる。

 もちろん、本当に人気のある選手は早めに獲得しておかないと他球団に取られてしまうが、そうでもない選手の場合は、敢えてキャンプインしてから獲得しているのではなかろうか。そんなことを想像させる、ここ数日の動きである。

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