かねてから報じられていたカーター・スチュワート投手が、3日、正式にソフトバンク入団を発表し、支配下登録選手として公示された。アメリカのドラフト1位指名を拒否し、日本球界に所属するのは異例中の異例。田澤や吉川の逆パターンとも言える。
この選択をした理由は何なのか。おそらく本当の真相は交渉にあたった当事者である球団関係者と、スチュワート投手本人、それにその代理人ぐらいしか分からないだろうが、今回締結した6年契約という期間において、アメリカで過ごす6年間と、日本で過ごす6年間を比較して、後者を選択したというのが、おおよその見方だろう。
確かにアメリカの環境は過酷だ。別名ハンバーガーリーグと言われるぐらいマイナーリーグの環境は過酷で、苦労してメジャーに上がっても、調停権を得られる3年目まではメジャー最低保証年俸に近い年俸しかもらえない。
一方で日本の場合は、ファームの練習環境は充実してて、じっくりと野球に打ち込める環境が整っている。もちろん、6年後にメジャーでバリバリ投げられるほどまで成長できる保証は無いが、それはアメリカに居ても同じことなので、生活環境が変わることに抵抗感が無いのであれば、プロのキャリアを日本でスタートさせるってのは、悪い選択肢では無いのかも知れない。
今後、スチュワートに続く選手が出てくるかは分からないが、どのように成長していくのか、しっかりと見ていきたい選手だ。
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