2020年11月18日水曜日

セイバーメトリクス2020 野手編

  レギュラーシーズン終了後の恒例セイバーメトリクス企画。今年も打者編から。120試合制と例年よりも試合数が少しだけ少なかったので、今年は60打席以上の選手をランキング対象とした。

 まずはセイバーメトリクスの元祖とも言える出塁率。4割を超えると一流で、4割5分を超えると球史に残るレベル。

 1.近藤.465 2.吉田正.453 3.柳田.449 4.西川(F).430 5.村上.427 6.青木.424 7.鈴木誠.409 8.浅村.408 9.小郷.405 10.茂木.396 11.佐野(DB).395 12.菅野.389 13.梶谷.387 14.A・マルティネス.385 15.アルモンテ.385 16.嶺井.383 17.大島.382 18.マーティン.382 19.加藤(M).380 20.坂本(G).379

 上位4選手は出塁率ランキングの常連。球界を代表する打者たちである。村上は今年急成長。そして、9位には見慣れない小郷という名前。あまり目立ってなかったが、来シーズンはレギュラー定着するか。同様に12位のロッテ菅野にも来シーズン注目したい。

 続いて、セイバーメトリクスの代名詞とも言えるOPS。出塁率+長打率で算出され、8割を超えると一流、10割を超えると球界トップクラス。

 1.柳田1.071 2.村上1.012 3.青木.981 4.オースティン.969 5.浅村.969 6.吉田正.966 7.鈴木誠.953 8.近藤.934 9.丸.928 10.佐野(DB).927 11.大山.918 12.梶谷.913 13.岡本.907 14.ロメロ.893 15.モヤ.891 16.坂本(G).879 17.マーティン.866 18.塩見.856 19.茂木.852 20.アルモンテ.847

 村上の大ブレイクも凄いが、それよりも注目は3位の青木。大ベテランにしてここまでの数字を残しているのは驚異的だ。オースティンはフルシーズン出場できれば、どれぐらいの数字を残すのかは興味深いし、大ブレイク直前にして高い数字を残している塩見には、来シーズンレギュラー定着を期待したい。

 最後に、コアな野球ファンにもまだまだ浸透していないSPD。足の速さを数値化したもので、盗塁成功率、盗塁企図数、三塁打、得点によって数値が上がる。7を超えると俊足と言えるレベル。

 1.和田(M)14.37 2.上田11.97 3.佐野(B)11.02 4.周東10.31 5.小田10.06 6.大盛7.97 7.岡7.70 8.スパンジェンバーグ7.33 9.重信7.23 10.松原7.07 11.牧原6.45 12.山足6.33 13.近本6.30 14.辰己6.10 15.小幡6.10 16.山野辺6.06 17.松本5.99 18.植田5.94 19.杉谷5.88 20.野村5.88

 シーズン中にも俊足でたびたびスポーツニュースで取り上げられたロッテ和田が1位。佐野、小田、山足とオリックス勢が目立ち、来シーズンはこの機動力を活かして上位に食い込みたい。

 昨シーズンのランキングはこちら。
 「セイバーメトリクス2019 野手編

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