2022年5月4日水曜日

Mr.Children 半世紀へのエントランス@バンテリンドームナゴヤ

M01.Brand new planet
M02.PADDLE
M03.海にて、心は裸になりたがる
M04.innocent world
M05.LOVE
M06.Any
M07.くるみ
M08.僕らの音
M09.タガタメ
M10.Documentary film
M11.DANCING SHOES
M12.ロックンロールは生きている
M13.フェイク
M14.Worlds end
M15.永遠
M16.others
M17.Tomorrow never knows
M18.Dance Dance Dance
M19.エソラ
M20.GIFT

 ~アンコール~

EN1.Your song
EN2.生きろ

 10年刻みのアニバーサリーイヤーにやるツアーは、POPSAURUSと決まっていると思っていた。しかし、今回のツアータイトルはPOPSAURUSではなく「半世紀へのエントランス」だった。どうしたのだろうかと思っていたら、確かにこのアニバーサリーツアーはPOPSAURUSではなかった。そこに、彼らからのメッセージがあるように感じられた。

 POPSAURUSは、文字から連想できるように、とにかくポップで、オールタイムベストのようなセットリスト。ところが今回のツアーのセットリストはそうではないように思える。むしろ、彼らがいま届けたい、最新のライブをやっているような曲の数々。これはこのタイミングでキャリアを振り返るのではなく、まだまだ先に進んでいくという意思表示。ツアータイトルにもあるとおり、半世紀、つまりは活動50年を目指したその入り口としてこのツアーを捉えるからこそ、最新の自分たちを表現しているのではないかと感じた。

 ライブはもちろん最高だったのだが、ただ、これまでの彼らのライブと言えば、どれだけ期待して行っても、必ずそれを上回ってくれたのだが、今回はその感情は沸かなかった。何故だろうと振り返ってみると、声を出せなかったからだと思う。

 ざっと見ても、曲中に必ず客席から声が出る定番曲が「海にて、心は裸になりたがる」「innocent world」「フェイク」「Worlds end」「Tomorrow never knows」「Dance Dance Dance」「エソラ」「GIFT」と、特に終盤にかけて目白押し。ここで声を出せないのは、辛かった。

 Mr.Childrenのライブは、観衆の声があって初めて完全体となる。そして完全体となったとき、どんな期待をも上回る興奮を生む。そのことを改めて思い知らされたライブでもあった。

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