2022年10月9日日曜日

F1日本グランプリ2022 決勝

 決勝の天気予報は、ドライバーズパレードが行われる12時頃から雨が降り始め、決勝が始まる14時過ぎからは本降り。果たして、驚くほど天気予報通りとなったこの日の天気。とにかく、雨と冷たい風に耐える一日となった。長袖でも寒いぐらいの天候。

 それでも、レースは予定通り開始。本降りにもかかわらず、全車インターミディエイトでの走行ということで、波乱の予感しかしなかったが、悪い予感は的中するもので、1周目にサインツとアルボンが次々とクラッシュ。クルマを片付けるためにセーフティカー走行になり、完全に片付けるために赤旗中断となった。

 中断中、雨脚が強まり、そのまま中断継続。たらればになってしまうが、クラッシュが無ければ、走行が続いたということになり、クルマが走れば走行ラインの水は飛んで乾くので、もしかしたら赤旗中断は無かったのではないか。

 本降り状態が続き、レース再開を諦めかけていた16時05分ごろ。突如、16時15分からのレース再開が告げられる。3時間ルールがあるため、残されたレースタイムは45分。スタート時に角田は順位を上げており、この時点で9番手だったため、ポイント獲得への期待も高まった。

 そして、セーフティカー先導でレースが再開。大きな波乱なくレースは進行していったが、周回を重ねるたびに、目に見えて広がっていく、1位フェルスタッペンと2位ルクレールの差。この日のフェルスタッペンは強すぎた。ストップウォッチを持っていって、具体的に1周あたりどれ程の差が広がっていたのか、計測すれば良かったな。

 レースは28周したところで、規定により終了。9番手スタートだった角田は、気付かないうちに13番手に沈んでおり、ポイントゲットならず。現地では何が起こったのか、全然分からなかったのだが、後から調べたら、どうやらタイヤが持たなくなって、ピットストップをしていたとのこと。ピットストップと言えば、赤旗中断するほどの大雨だったのに、レース再開後は、数週走ったところで、全車、ウェットからインターミディエイトにタイヤを変えていた。あんな大雨でもインターミディエイトで走れるのですね。

 28周で終了したので、ハーフポイントでチャンピオン決定は次戦に持ち越しだろうと思いながら、帰りのバス停の方に歩いていると、場内アナウンスからワールドチャンピオン決定との歓声が聞こえてきた。とっても不思議に思ったが、ルールに穴があったらしく、ハーフポイントが適用されるのは、赤旗中断でそのままレースが終了した場合であり、今回のように例え周回数が足りなくても、チェッカーフラッグをもってレースが終了した場合は、フルポイント与えられるのだとか。そんなのありですかね。

 ちなみに、この日は前日までとは違い、入場にあたり、まるで空港かと思うほどの厳重な手荷物検査があった。また、F1観戦の風物詩とも言えるチアホーンも禁止。おそらくコロナ感染対策の一環なんだと思うが、あれは飛沫とあまり関係ないと思いますがね。

 ということで、雨で寒いし、かなり待たされるし、周回数も少ないということで、ちょっと不完全燃焼だった今年のF1。それでも3年ぶりに開催されたこと自体は有り難いことだし、来年以降もできる範囲で観戦に行きたいと思う。

○F1日本グランプリ2022 リザルト
1位 フェルスタッペン(レッドブル)
2位 ペレス(レッドブル)
3位 ルクレール(フェラーリ)
4位 オコン(アルピーヌ)
5位 ハミルトン(メルセデス)
6位 ベッテル(アストンマーティン)
7位 アロンソ(アルピーヌ)
8位 ラッセル(メルセデス)
9位 ラティフィ(ウィリアムズ)
10位 ノリス(マクラーレン)
11位 リカルド(マクラーレン)
12位 ストロール(アストンマーティン)
13位 角田(アルファタウリ)
14位 マグヌッセン(ハース)
15位 ボッタス(アルファロメオ)
16位 周冠宇(アルファロメオ)
17位 シューマッハ(ハース)
18位 ガスリー(アルファタウリ)
-位 サインツ(フェラーリ)
-位 アルボン(ウィリアムズ)

0 件のコメント:

コメントを投稿