データで振り返るプロ野球。恒例のセイバーメトリクス企画は、今年も野手編から。60打席以上の選手で、各指標のランキングを紹介する。
まずは、元祖セイバーメトリクスの出塁率。打率は.300超が一流の目安なら、出塁率は.400超がそれ。
1.村上.458 2.吉田正.447 3.近藤.418 4.松本剛.398 5.原口.390 6.坂本.378 7.上本.376 8.大島.376 9.荻野.375 10.山川.375 11.島内.373 12.丸.370 13.正木.367 14.西川(C).366 15.宮崎.365 16.浅村.365 17.ギッテンス.365 18.佐野.362 19.上川畑.360 20.大山.358
村上は驚異の.450超え。吉田正の数字も例年ならぶっち切りの1位だが今年は相手が悪かった。今年大ブレイクの松本剛は出塁率も高い。注目はソフトバンクの正木。さほど目立ってなかったが、来シーズンはレギュラー争いに食い込むかも。
続いて、セイバーメトリクスの代名詞ともいえるOPS。.800超で一流、1.000を超えれば球界を代表する打者。
1.村上1.168 2.吉田正1.008 3.山川.953 4.サンタナ.904 5.近藤.879 6.牧.861 7.丸.859 8.佐野.853 9.松本剛.836 10.宮崎.835 11.中田.833 12.柳田.829 13.原口.827 14.大山.827 15.島内.826 16.西川(C).822 17.ウォーカー.821 18.ソト.815 19.正木.815 20.荻野.811
ここでも村上は驚異的な数字。もちろん三冠王なのだから、すごい数字を残していて当然といえば当然ではある。サンタナはケガがなければ、ヤクルトは独走していただろう。阪神は佐藤輝よりも大山。そしてやっぱり気になる正木。来シーズンは、要注目。
最後は、ほとんど知れ渡っていないSPD。足の速さを数値化したもので、盗塁成功率、盗塁企図数、三塁打、得点の4項目から計算され、7を超えると球界を代表するレベルの俊足。足の速さを数値化した指標はあまりないので、もうちょっと知名度が上がってきてもいい気がしている。
1.神里9.69 2.谷川原9.57 3.三好(D)9.15 4.渡辺(F)9.15 5.野村勇8.81 6.山崎剛8.73 7.武藤8.11 8.周東7.19 9.松原7.09 10.中川圭6.67 11.田中和6.62 12.大盛6.58 13.岸6.41 14.高部6.23 15.小川(M)6.20 16.中島(F)6.17 17.岡林6.15 18.三森6.12 19.塩見6.07 20.羽月5.91
例年、意外な名前が名を連ねるこのランキングだが、今年は神里が12球団トップ。以下、谷川原、三好、とダークホースが並んだ。野村勇はその脚力をもってレギュラーを奪うことができるか、注目していきたい存在。
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