2009年5月28日木曜日

三月令五月改

 朝令暮改 : 朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと。

 あれは今年の3月のこと。翌年度(つまり今年度)の販売目標値を設定するため、幹部含めて熱い議論を交わしていた。「熱い」というのは言葉のあやであり、本当に熱かったかどうかは甚だギモンだが、議論を交わしていたことは確かである。

 ちょっと脱線したが、その場で、今年度に「掲げるべき目標値」が導き出された。ところが、現場の力量や市場環境を総合的に考えると、その目標を達成することは極めて困難であることは明白だった。そのため、「掲げるべき目標値」は無視して、現実的に「到達可能なレベルの目標値」を設定して、それに向かって今年度は頑張っていこうということで、部署全体の意識を合わせた。

 時は過ぎて今は5月。うちの部署は、その「幹部」様に、「掲げるべき目標値」に対して、進捗があまりも遅れていると、叱責を受けている。

 「到達可能なレベルの目標値」に対する進捗がもの凄くいいわけでもないので、大きなことは言えないが、そうは言っても決して進捗が悪いわけでもない。順調に「到達可能なレベルの目標値」に向かって進んでいる中、言われる筋合いの無いことで怒られるというのは理不尽極まりない。3月のあの意識統一は何だったのか!

 ま、いいんですけど、こういうことをされると、現場の人間のモチベーションは著しく低下するってことを「幹部」様は理解できんものなのかな。

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