節電の夏が本格的に始まった。
我が社でも、全社的な取組や職場単位の取組など、色々節電に取り組んでいるが、職場における取組の目玉は以下の4点。
1)夏季休暇の一斉取得
2)30分前倒し勤務(8時半始業~17時終業)
3)原則、残業禁止
4)従来の始業時間(9時)までのエアコン禁止
物申したい。
まず1点目。確かに今の職場はオーバーヘッド部門だが、現場はこの期間中も営業している。その期間中に一斉に休むということは、結局困るのは現場。即ち、困るのはお客様。幹部の皆様は、そういうことが分かっていないらしい。ただ、それを理解した上で、それでも節電の方が切迫しているという事情も分からなくも無いので、総合的には分からなくも無い。
分からないのは2点目から4点目。
さんざん報道されているとおり、大事なのは電力需要のピーク時間帯における節電。そして、そのピークの時間帯とは昼過ぎから夕方ぐらいまで。
もう一度、うちの職場の取組を振り返ろう。2点目と3点目で節電できるのは17時以降の電力消費。ピーク時間が終わった後の時間帯であり、過剰な節電をする必要の無い時間帯である。よって、この取組は意味が無い。
それよりもバカげているのが4点目。これも節電できるのは8時半から9時という比較的電力需要に余裕のある時間帯。これも意味が無い。意味が無い上に、フロア内は各種OA機器が作動していることもあり、今朝も温度計をチェックしたが、室温は30℃を超えている状態。ちなみに窓は開かないので、風を取り込むことも不可能。最初の30分だけとは言え、当然、能率は猛烈に落ちるし、うちの職場は、朝礼時にフロア内でラジオ体操するので、朝っぱらからサウナ状態の部屋で運動をするという、地獄絵巻。
そのうち、誰か倒れると思いますよ。倒れてくれれば、取組内容が見直されると思うので、都合がいいけど。
実際に節電効果を狙ったものではありませんね。
返信削除「こんなにもわが社は節電対策を行っていますよ♪」という、対外向けのPRです。
その観点からすると、「4点」も改善点を見つけて実行しているというのはおいしいかもしれないですね。
>hiroshiさま
返信削除はい。まさにその通り。仰るとおりでございます。。。