2011年7月3日日曜日

ファーム観戦記 ~カンフル剤になりそうな若手は居なかった~

 2011.7.3 読売ジャイアンツ×阪神タイガース@皇子山球場(ファーム)
T 001 000 000│1
G 000 000 100│1

 関西地区なのに何故か巨人主催で行われたこの試合。そんなことを知らずに3塁側で観戦してしまったのは、ご愛嬌。

 やはり、巨人のユニフォームを見ると、テンション上がる。ちなみにこの皇子山球場は、今年NPB1軍の公式戦が行われた球場だけあって、地方球場にしてはかなり立派な球場だった。

 スタメンはこちら。

 巨人は、1軍でも見覚えのある名前が並ぶ。先発は両チームとも、早く1軍ローテに定着してもらわないと困る存在と言ってもいい過ぎでは無い小野と蕭。2塁塁審の名前が抜けているのは、電光掲示板の故障ではなく、どうやらファームの試合は審判3人制でやっているようだ。

 両チームとも先発が7回1失点とまとまりのあるピッチングを見せた。しかし、その内容は対象的。蕭は完璧だった。6回までは、被安打僅か1。ジャイアンツの早打ちにも助けられ、全く危なげないピッチング。しかし、7回には2本の長打を含む3本のヒットを集められ、失点した。突然崩れる癖があるのか。

 一方、小野は毎回の9被安打。ボールは先行するし、ランナー出すと執拗な牽制球で投球リズムを崩すしで、とても安心して見ていられない。それでもギリギリで粘って得点は許さないのは、これが彼の持ち味なのか、それとも。

 淡々とゲームは進み、最終回も1死2塁のチャンスを作るも、田中大、加治前が簡単に打ち取られゲームセット。この二選手に限らず、低迷する一軍のカンフル剤にならないといけないような選手が並ぶこの日の野手陣の中で、誰も光るものを見せてくれなかった。特に松本の動きが鈍いのが気になる。

 一方、阪神ではトップの荒木が良かった。自分の特長を分かっているかのように、コンパクトなバッティングでセンター前のクリーンヒットを2本。早く一軍で見たい選手だと思ったが、このチームの二遊間の壁は高い。

 もう一人。8回にワンポイントで出てきた巨人の須永。1人の打者としか対戦しなかったので、何とも評価しづらいが、1軍の戦力から考えると、山口を抑えに固定するためにも、山口に代わる左の中継ぎが必要。須永あたりがその座を奪う活躍を見せてくれると、1軍の戦い方も少しは安定してくると思う。

2 件のコメント:

  1. 確かにジャイアンツは見たことのある名前ばっか(...

    ファームのゲームだし、審判も3人で充分なんでしょう。たくさんの試合をこなせるのなら、審判2人でもいいかもね。

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  2. >hiroshiさま

     ファームの試合は面白いですよ。是非、行かれてみては?



     審判に関しては、逆に審判の裾野を広げたり、育成したりという意味では、ファームの試合で遭あっても、しっかり4人制でやった方がいいんじゃないかとも思いますね。

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