2011年7月10日日曜日

ファーム観戦記 ~岩隈2世の成れの果て~

 2011.7.10 阪神タイガース×福岡ソフトバンクホークス@阪神甲子園球場(ファーム)
H 012 000 100│4
T 002 032 00X│7

 甲子園で二軍の試合が行われるということで、別に阪神ファンでもないが、甲子園といえば野球の聖地。普段は簡単にはチケットが入手できない球場なので、甲子園で野球を観戦できるまたとないチャンスということで、行ってきた。

 しかもこんな特等席。一軍の試合では絶対に無理。

 スタメンはこちら。

 圧倒的に目立っているのは、元祖スペランカーこと多村。いつも通りのケガで、二軍調整中とは聞いていたが、長く二軍で調整を続ける選手でもないので、一軍復帰間近か。それとも、その前に再び怪我するか?ちなみにこの日は、6回でゲームを退いたが、これはケガによるものではない。2打数1安打と、しっかり結果も残してた。

 (至近距離の多村)

 阪神の先発岩本は高卒ルーキー。まだまだ力不足感は否めない感じで、とにかく投球テンポが悪い。それもあってかタイムリーエラーも飛び出し、結局3回3失点で早々にマウンドを降りた。3回しか投げてないのに投球数は72球。課題は多そうだ。

 一方、ソフトバンク先発は、1軍の先発陣にも顔を出す岩嵜。こちらは岩本と比較して見てしまうからかも知れないが、素人目にも分かるほど、ノビ、球威ともにモノが違った。これが一軍ピッチャーということか。それでも、結果的には打ち込まれ、6回7失点。暑さもあったが、相変わらずスタミナ不足が課題か。

 阪神の6番手は阿部。知る人ぞ知るこの選手は、近鉄でデビューした当時、圧倒的な安定感と、そのフォームから、岩隈2世と呼ばれた男。ちなみにデビューした2003年の成績は、5試合に投げて2勝0敗で防御率2.16。あまりの好投に、翌年に新人王を取らすため、チームが優勝争いから脱落していたこともあって、シーズン途中でファームに落とし、温存させた。しかし、この温存が良くなくて、翌年以降は、輝くことはなく、いつの間にか忘れられた存在に。

 いつの世も「温存」するのは、いい結果を生まない。そう、連盟時代に経験したように。(そのオチで締めるか!?)

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