2014年8月12日火曜日

シネマレビュー 「思い出のマーニー」

 2014年夏のジブリ作品は「思い出のマーニー」。

 舞台は北海道。療養のため夏休みを利用して田舎の親戚宅に来た主人公の杏奈。表面上は喘息の治療ということだが、内面的には色々なものを抱えていた。そんな主人公杏奈が、微かな記憶に残っている大きな屋敷を見付ける。そこで出会ったのが謎めいた少女マーニー。二人は友情を深め合いつつも、その存在自体がどこか不思議。それもそのはず。二人が出会ったその屋敷は、地元では廃墟として知られている場所だからだ。そんな不思議な少女マーニーの出会いを通して、主人公杏奈はどう変わっていくのか。

 最後にオチというかタネアカシがあり、あのオチはジブリアニメ的には敢えて出さずに、謎のままにしておいても良かった気もするが、日常から離れたひと夏の出会いで、少女が大きく成長するという、ジブリ王道の展開。やはり数年に一本ぐらいのペースぐらいで、ジブリの新作はこれからも発表し続けて欲しい。

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