NTTドコモほか、携帯電話大手3社は新たなメッセージアプリ「+メッセージ」(プラスメッセージ)を5月に提供開始することを発表した。
「+メッセージ」(NTTドコモのサイト)
まだサービス提供前なので、当然まだ利用できないが、発表内容を見る範囲では、なかなかいいところを付いているが、ちょっぴり惜しいサービスという印象。というのも、SMSのデメリットを補う意味では素晴らしいが、あまりにLINEに寄せ過ぎていてSMSのメリットも消してしまっているという印象だからだ。
メッセージアプリの使い分けについては、これまでにも「多様化する連絡手段」「今更LINE」でも書いてきたが、大前提として知り合いとして出会って最初に交換する連絡先は、間違いなく携帯電話の電話番号であるということ。そこからある程度打ち解けると、メールアドレスだったりLINEのIDも交換する運びとなるのだが、SMSの最大かつ唯一のメリットは、電話番号さえ知っていればメッセージが送れることだと思う。特別なアプリがインストールされてなくても、スマートフォン標準装備のアプリで送受信可能だし、何ならフィーチャーフォンでも送受信可能。つまりは、最低限のお付き合いで、最低限の連絡先しか交換していない相手に対しても、メッセージを送ることができるツールがSMSということになり、このメリットは計り知れない。
逆に、SMSの最大かつ唯一のデメリットは、あまりにも少な過ぎる文字数制限。僅か全角70文字なので伝えたいことを1回の送信にまとめるのには苦労することが少なくない。
これらを総合すると、「電話番号さえ知っていればメッセージが送れる」且つ「文字数制限の大幅緩和」が実現すれば、それは最強のメッセージアプリということになるのだが、どうやら「+メッセージ」は、この二つは当てはまりそう。ちなみに文字数制限は全角2,730字。
では、何が問題かと言うと、どうやら専用のアプリをインストールする必要がありそうってことである。つまり、相手の電話番号を知るだけでなく、事前に「このアプリがインストールされているかどうかの確認」という作業が必要になるのである。これは、小さいことだが、なかなかめんどくさい。
例えばスマートフォンであれば、OSのアップデートとかそういったタイミングで自動的にインストールされて、気付いてみたら、全ての端末にこのアプリがインストールされているという状況になってくれないかな。そうなれば、真に最強のアプリになると思う。
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