2018年11月3日土曜日

CDレビュー 倉木麻衣「君想ふ」

 先月リリースとなった倉木麻衣のニューアルバムは、初のコンセプトアルバム。その性質もあるのだが、収録されている「渡月橋」に代表されるように、とにかくサウンドが和風。デビュー当時のR&B路線とは真逆で、20年のキャリアがあるとは言え、この振り幅は面白い。

 ただ、どこか洋楽っぽい独特の声質は健在なので、サウンドとのミスマッチが逆に新鮮に聞こえるのかも知れない。

 新たな魅力を発信し続ける彼女に、注目である。

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