2018年11月24日土曜日

宇多田ヒカル TOUR 2018 LAUGHTER IN THE DARK@日本ガイシホール

 人生3回目の宇多田ヒカルライブは、かつてのレインボーホールでお馴染みの日本ガイシホール。ここでのライブは、記憶が確かならば、HOME MADE 家族のレインボーライブ以来である。

 宇多田ヒカルは、現役の日本人ソロボーカリストでは、ナンバーワンの存在だと思っているものの、過去参加したライブではあまり盛り上がらず、この人はライブ向きではなく、あくまでも音源で魅了するタイプだと思っていたので、正直、今日のライブも大きな期待はしていなかった。

 M1は静かな入り。やはりこの人はアリーナ向きではない。この雰囲気はホールで聴きたいかな。そんなことを思いながら聴いていたのだが、M2、M3と一気に畳みかけてきて、気付いたら場内総立ち。はい、私の間違いでした。この人のライブは凄い。

 前半にシングル曲を畳みかけ、後半に最新アルバムの曲をじっくり聴かせる、一般的なライブとは明らかに逆の構成。これが良かった。まず、誰もが知っているヒット曲で会場を一体として、そこからじっくりと聴かせる。

 個人的には、特にヒット曲はライブでもオリジナル通りのアレンジでやって欲しいと思っているのだが、彼女に関してはそんなことは関係なかった。けっこうアレンジを変えていたが、ライブ向きに変えていたので、曲と曲の間が途切れないし、M6は、「Can You Keep A Secret?」とのマッシュアップのようなアレンジになっていて、とてつもないライブ感があった。

 かつてのテレビ番組で見せたような自然体のMC。ツアーの終盤では、セットリストに1曲加えるようなことを言っていたので、どの会場からどの曲がどこに加わるか興味が尽きない。おそらく、時期的にクリスマス関連のあの曲だとは思うが。

 そして、何より驚いたのは、フラッシュさえたかなければ、全編写真撮影OKだったこと。このため、ライブ序盤は客席の多くがカメラ片手に聴いていたのだが、ここはさすがトップボーカリストの宇多田ヒカル。徐々にライブそのものに観客を惹き込み、終盤では写真を撮っている人はかなり少なくなっていた。そう。本当に凄いことがステージで行われていたら、そちらに目が奪われるので、写真を撮る余裕など無くなるのである。

 絶妙なアレンジと、圧倒的なボーカル力。そして、そもそもがヒット曲目白押しのセットリスト。年に何本もライブは行っているが、久しぶりに心が震えたライブだった。

M01.あなた
M02.道
M03.traveling
M04.COLORS
M05.Prisoner Of Love
M06.Kiss & Cry
M07.SAKURAドロップス
M08.光
M09.ともだち
M10.Too Proud
M11.誓い
M12.真夏の通り雨
M13.花束を君に
M14.Forevermore
M15.First Love
M16.初恋
M17.Play A Love Song

~アンコール~

EN1.俺の彼女
EN2.Automatic
EN3.Goodbye Happiness

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