2022年4月9日土曜日

CDレビュー 宇多田ヒカル「BADモード」

 宇多田ヒカルの8thアルバムがリリースされた。まだ8枚目というのは、ちょっと意外。

 まもなくデビュー25年。もう大ベテランだし、大御所といってもいいキャリアを積み重ねてきているが、変に落ち着き過ぎていることなく、サウンドもまだまだ色鮮やかという印象。特にM5「Time」は、どこかデビュー当時のサウンドを思い出させ、けっこう好きかも。

 ただ、ボーナストラックとして多数のリミックス音源を収録しているのは要らなかったかな。これのせいで、アルバム1枚を通して聴くと、最後に同じ曲が繰り返し入っていて、しまりがないというか、尻すぼみのような印象を受けてしまった。どうしてもリミックス音源を出したいのなら、アルバムを2枚組にして、Disc2としてリリースした方がいい気がする。

0 件のコメント:

コメントを投稿