2024年6月22日土曜日

野村謙二郎を忘れないで

 昨シーズン途中からサードにコンバートされたが、巨人の坂本勇人は長年ショートのレギュラーの座を守っていたし、最近は試合に出れば何かしらの歴代記録と比較されたりして、プロ野球史上最高の遊撃手と表されることが多くなってきている。

 そのこともあり、ここのところ史上最高の遊撃手に関する記事を見ることが多い気がするのだが、そういった特集記事になると、どうしても記憶に残っている近年の選手が取り上げられることが多くなる。そのため、よく目にする名前は、抜群の身体能力を持ち初の内野手としての日本人メジャーリーガーとなった松井稼頭央や、その松井が全盛期にゴールデングラブを譲らなかった守備の名手小坂誠。圧倒的な出塁率と試合を休まない強靭な体力の持ち主鳥谷敬も名前が挙がるし、あとは逆にもう誰も実際のプレーを見たことが無く過去の記憶として美化され伝説となっている吉田義男あたりも名前が挙がる。

 しかし、松井と同じくトリプルスリーを達成していて、ショートとしてトリプルスリーを達成したのは過去に2人しか居ないのに、そのもう一人である野村謙二郎の名前をこの手の特集で見ることは、ほとんど無いように思える。上記に挙げた選手と遜色ないと思うのだが、何故名前が挙がらないのかな。

 カープの選手と言うことでどうしても地味な印象だし、監督として成績を残せなかったこともあって印象が悪くなってしまっているのかも知れないけど、もう少し評価されても良いと思う。

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