2024年6月8日土曜日

シネマレビュー 「関心領域」

 アカデミーノミネート作の「関心領域」は、久しぶりに全く理解できない映画だった。

 舞台は第二次世界大戦真っただ中のドイツ。軍に勤める父とその家族が主人公で、その家族の日常がシーン展開早めで描かれていく。そんな中、別の部隊へ転属が決まる父。その転属に困惑する家族。

 ただ、そこでも大きな展開は無く、淡々と転属先に赴任し、そしてストーリーは終わった。最後に、それまでの場面が繋がって大きなオチがあるのかと思っていたのだが、それも全く無く、突然終わった感じで、観終わってからもモヤモヤした感じが残った。

 ドイツにおける時代背景を理解していたら、もしかしたら、この映画で描きたかったメッセージを理解できたのだろうか。いずれにせよ、アカデミーにノミネートされた理由は全然分からない映画だった。

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