2005年8月26日金曜日

CDレビュー 倉木麻衣「FUSE OF LOVE」

 倉木麻衣のニューアルバム「FUSE OF LOVE」がリリースされた。オリジナルアルバムとしては「If I Believe」以来、約2年ぶりの待望の作品だ。

 全体的には、良くも悪くもあっさりしたアルバムに仕上がったなぁという印象を持った。デビュー当時はR&B色の強いイメージだったが、今作ではさわやかなポップチューンや透き通るようなミディアムバラードが中心になっているから、そのような印象を持ったのかも知れない。

 それでも、昔の感じを残しているM1、夏向けのさわやかなM4・M9、しっとり聴かせるバラードM11など、聴き応えは充分。聴けば聴くほど味が出てくるアルバムと言えそうだ。

 それはそうと、倉木麻衣のアルバムと言えば、これまでのオリジナルアルバム4枚は、全てM1がアルバムタイトルと同タイトルの曲で、例外なくファンの間での人気曲になっていた。ところが、今回のアルバムには「FUSE OF LOVE」というタイトルの曲は無い。ファンとしては気になるところだ。

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