2007年3月20日火曜日

パ・リーグ順位予想 2007年版

 待ちに待ったプロ野球開幕まで1週間をきった。開幕直前に西武ライオンズの暗いニュースもあったが、選手たちはプレーすることで野球界のもやもやした雰囲気を吹き飛ばしてもらいたい。ということで、開幕直前恒例の順位予想。まずは、先に開幕するパ・リーグから。

 1位はぶっち切りで福岡ソフトバンクホークスと読む。斉藤和を筆頭に和田、新垣、杉内の4本柱は今年も健在。今シーズンはさらにノーヒッターのガトームソンが加わり、まさに磐石。打線に目を向けても大村、川崎の1,2番に、多村、松中、小久保が並ぶクリーンアップはまさに圧巻。気になるのは3人とも故障持ちということだが、このうち2人が常時出場していれば打線として機能するだろう。くだらないクライマックスシリーズなんてなければ、文句なしで優勝だろう。

 2位は千葉ロッテマリーンズ。こちらも清水直、渡辺俊、小林宏、小野と先発投手陣の充実ぶりは目を見張るものがあるし、もちろん、薮田、藤田、小林雅のリリーフ陣も健在。昨シーズンの弱点だった得点力不足はズレータの加入により解消。青野、大松といった若手も育ってきており、今シーズンは安定した強さを見せるだろう。

 3位は西武ライオンズ。あまりにも大きい松坂のアナ。単にローテの一角ということだけでなく、松坂の完投力はリリーフ陣を休ませる効果もあっただけに、簡単に埋まるものではない。とは言え持ち前の機動力とカブレラ、和田、中村の長打力がかみ合う打線のいやらしさは随一。12球団で一番野球を良く知っているチームと言ってもいいだけの試合巧者ぶりをもってすれば、Aクラス入りは決して無理なことでは無いだろう。

 4位は北海道日本ハムファイターズ。小笠原、新庄、岡島と主力中の主力が一気に抜けて、昨シーズンとは全く別のチームになってしまった。さらに八木、武田勝、MICHEALには2年目のジンクスの心配もあり、あまり好材料が無いのが現状。それでも森本、田中賢の1,2番コンビは健在だし、ルーキー金子洋が和製大砲としてブレイクしそうな雰囲気を持っている。昨シーズンの日本一により勝ち方を覚えたため大崩れはないだろうが、それでも現状の戦力では4位が精一杯か。

 5位は東北楽天ゴールデンイーグルス。野村監督はBクラスなら辞任する覚悟らしいが、現状戦力ではAクラス入りは厳しいと言わざるを得ないだろう。それでも、今シーズンは岩隈が元気だし、不調の一場もそのうち一軍に戻ってくるだろう。さらにはゴールデンルーキー田中も順調だし安定した試合運びができるのではないだろうか。打線は大きな補強もなく相変わらずのパワー不足を感じるが、出戻りのウィットが同じように出戻り時に大成長を遂げたセギノールのようにブレイクすれば、面白い打線になりそうだ。もちろん、ここのところ精彩を欠いている礒部の復調も必要不可欠な要素。

 6位はオリックスバファローズ。開幕直前になって西武が暗い話題を提供したが、それを除けば今オフの暗い話題を一手に引き受けた感じになったオリックス。平野佳がもしも2年目のジンクスにはまるようなことがあれば、目も当てられない投手陣になりそうだ。加えて中村紀が抜け、清原が長期離脱した打線は明らかに迫力不足。ローズ頼みとなっている時点でいかに戦力が不足しているかが分かるというもの。大苦戦は必至だろう。

 日本シリーズ進出チームは全く予想がつかない。圧倒的な戦力のソフトバンクか、日本代表捕手里崎を擁するロッテか、短期決戦のスペシャリスト西武か。これは、直前にあらためて予想をしたい。

1 件のコメント:

  1. こんにちは。

    順位予想、同じでしたね~。(笑)

    開幕2試合を観た時点では、予想以上に拮抗しているな・・と感じましたが、長いシーズンを考えると先発陣の質と量で圧倒的なホークスが有利になるのでしょう。



    セ・リーグ、私も開幕前に予想いてみようと思いますが、こちらは、どうやら違う予想になりそうですね~。

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