2007年7月31日火曜日

中田散る

 これだから高校野球は分からない。

 野球ファンの誰もが、今年の甲子園の目玉は大阪桐蔭の中田選手だと思っていたことだろう。中田が出てくるのは当たり前。中田が甲子園でどのような活躍をするのか、ホームランを何本打つのか、中田を抑え込む投手は出てくるのか、といったことが大半の野球ファンの関心事であったはずだ。

 しかし、大阪桐蔭は大阪府大会の決勝で甲子園初出場となる金光大阪に敗れてしまった。それは、中田がこの夏の甲子園に姿を見せないことを意味する。これだから高校野球は分からない。ニュース記事はこちら(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)。

 こうなると、気が早いファンは中田が来年以降どこのチームに行くのか気になるところ。もちろんドラフトにより指名されるので、どうにも占いようもないが、各チームの数年後を背負うだろう右の大砲をリストアップすることにより、中田がどこのチームに行くべきなのか考えてみたい。以下、中田が頭角を現すだろうと思われる数年後に各チームの右の大砲として活躍が期待される選手をあげてみる。

日ハム:金子洋
西武:中島、中村、G.G.佐藤
ソフトバンク:多村、松田
ロッテ:里崎、青野、竹原
オリックス:相川
楽天:大廣
中日:新井、平田、堂上直
阪神:濱中、桜井
ヤクルト:宮出、畠山
巨人:二岡
広島:新井、栗原
横浜:村田、吉村

 中田は広島生まれだが、広島は横浜と並んで12球団で1,2を争うほど右の大砲が揃っているチーム。となると、行くべきは第二の故郷である関西のチームか。阪神、オリックスともに右の大砲は不足気味だ。その他のチームでは日本ハム、楽天、ヤクルトあたりが若い右の大砲が欲しいところ。また、意外と巨人も中距離砲の二岡を今回リストアップせざるを得なかったほどの右の大砲不足。

 いずれにしてもスーパースターになり得る好素材であることには間違いないし、その力を存分に発揮できる環境にある球団に進んでもらいたいものだ。

2 件のコメント:

  1. 広島で,3番中田,4番新井,5番栗原のクリンナ...

    この情報量といい,分析力といい,さすが。(妻談)

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  2. >デビさん

    そのクリンナップは確かに魅力的かも。左投手が広島戦に先発しなくなりそうですが。。。(笑)

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