2007年10月15日月曜日

キーマンは野間口

 木曜日から始まるセ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージ。CS反対派の僕ではあるが、我がジャイアンツが日本シリーズに進出するためには、見逃すわけにはいかない。そこで、ジャイアンツの第2Sでの戦い方を考えたい。

 これまでのクライマックスシリーズを見ていると、先発投手が大きなカギを握っていることがよく分かる。今日(15日)までの8試合で、勝利チームの先発投手は平均7.0イニングを投げ、防御率が1.28なのに対し、敗戦チームの先発投手は平均で僅か3.1イニングしか投げられず防御率は何と12.04。これほどの対照的な結果が残っているのだ。

 そうなると、気になるのはもちろんジャイアンツの先発投手陣。セ・リーグの第2Sは5連戦で行われるため、第1戦の投手が第5戦に投げようとすると中3日になってしまい、この間隔で先発することは現代野球ではあり得ないので、5人の先発投手が必要となる。これは中4日でまわせば4人でまわすことができる日本シリーズよりも選手層の厚さが求められるということだ。

 内海、高橋尚、木佐貫は当確として、残り2枚が問題だ。悩みどころは野間口の起用法。9月の働きぶりを見ると、この3人に次ぐ期待を持てるピッチャーなのだが、ロングリリーフもできる存在なだけに、使い方が難しい。短期決戦だからこそ1試合も落とせないし、そうなった場合、先発投手が早いイニングで崩れた時に試合をたて直すことができるロングリリーフも残しておきたいからだ。とは言え、先発投手の駒が足りない巨人。ロングリリーフは西村に任せて、野間口は先発にまわすだろう。残る一枚はシーズン最終戦で好投した金刃か。復調が伝えられるパウエルも、ここ一番の試合を任せるほどではない。

 では、この5枚をどのように出していくかだが、初戦は間違いなく内海だろう。ポイントは川上の先発が予想される第2戦。第1Sでの鬼気迫るピッチングを見て分かるとおり、川上相手にまともに戦ったのではちょっと分が悪い。ここは木佐貫で勝てればラッキーぐらいのつもりで臨むのがいいだろう。1,2戦とどのような展開になっていたとしても、大きなキーポイントとなる第3戦。ここは高橋尚だろう。第4戦は難しい。ただ、セ・リーグはパ・リーグと違って予告先発が無いので、展開によって先発投手を変えることができる。なので、2勝1敗で来てたら金刃の若さで勢い任せにいったほうがいいだろうし、逆に1勝2敗で後がなくなっていたら、9月の超ラッキーボーイ野間口に託すのがいいだろう。第5戦はそれぞれ残った方のピッチャーを先発起用し、総力戦で戦うといったところか。

 つまり、こういうこと。
 第1戦 内海
 第2戦 木佐貫
 第3戦 高橋尚
 第4戦、第5戦
 (第3戦までで2勝1敗なら)金刃、野間口
 (第3戦までで1勝2敗なら)野間口、金刃

 いずれにせよ、2敗して絶対に負けられない状態になってしまった場合の試合は、先発に野間口を起用すると予想。つまりキーマンは野間口ということで、9月に見せたあの安定感をクライマックスシリーズでも存分に発揮してもらいたいものだ。

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