2007年10月18日木曜日

CSセ第1戦 ~本当の勝負はここから~

 セ・リーグのクライマックスシリーズ第2Sの第1戦。先発内海が早い回に崩れ、ドラゴンズが先手を取った。でも、G党の僕から言わせてもらえば、そんなに痛い敗戦ではない。負け惜しみじゃないですよ。

 誰もが驚いた先発小笠原という奇襲。さすが奇襲好きの落合監督だし、いつかの開幕投手川崎のように、彼の奇襲は決まって成功する傾向にある。でも、このおかげで今後は順番は分からないが川上、朝倉、山井と右ピッチャーが続くことが安易に予想できるので、逆にやりやすいだろう。それとも、落合監督のことだから、奇襲第2弾ということで明日あたり山本昌を出してくるかな?

 相手先発の左右が分かりやすくなったことに加え、今日の試合には収穫が幾つかあった。

 まず、多少逆説的にはなるが、内海が早い回にKO食らったので、第5戦に中3日で使えるというのはプラス面だろう。スランプに陥ると長くなる李承燁がいい形で2安打放ったのも好材料。さらには、故障空けの林が好投して、使えるメドがたったのも良かった。

 逆に、野間口をリリーフで使ったことにより、野間口の今シリーズでのリリーフ起用が明らかになったことは、第4戦の先発が金刃であることがほぼ確定したこととイコールであり、選択肢の幅が狭くなったという意味では心配な材料。奇襲でパウエル先発も考えられるが、可能性は低いか。また、9回は門倉ではなくて、病み上がりの豊田に調整登板させてあげたかった気もする。

 5戦勝負の短期決戦といえども、それは逆に2試合は負けてもいいことを意味する。実戦から2週間以上離れているジャイアンツにとっては、試合感を取り戻すのにちょうどいい敗戦だったのではないかと思う。

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